『今日からできる最高の話し方』臼井由妃
本の目次
第1章 「話し上手」でなくてもいい
第2章 あいさつ・自己紹介 最高の第一印象を与えるには
第3章 質問・聞き方 「話し上手」になるには、まず「聞き上手」
第4章 説明・プレゼン 「結論5秒!1発言1分!」で早く正確に伝える
第5章 交渉・セールストーク 「沈黙2秒」で人を動かす
第6章 スピーチ・講演 1人に伝われば、1000人に伝わる
第7章 「伝え上手」になれば、人生が好転しだす
話し方
話し方で苦労しているという方は、多いのかもしれません。
本書は、今日からできるような話し方について、臼井由妃氏が書かれています。
ここに注目・言葉・名言
「初対面ですべらない万能の話題」(p.059)
「わざとらしくなく、盛り上げる。お互いに共有することができる話題として、私がお勧めしたいのは、季節と天気のことです。
「めっきり寒くなりましたね」「午後から雨が降るみたいですね」「今日は、バレンタインデーですね」「もうすぐ春ですね」など。」
初対面では、季節や天気の話を
初対面が苦手、そういう人も多いのかもしれません。
初対面の人と話すときに難しいのは、相手の情報がなくて、何を話したらよいか迷ったりしてしまうことではないでしょうか。
季節や天気の話であれば、話せますよね。
そのときの天候について話す。そこから、話題を広げていけると良いのでしょうね。
そのときに話題になっていることを話してみると言うのはありですよね。
ネガティブなことだと、暗くなってしまうかもしれませんが、例えば、ノーベル賞受賞の話題やスポーツなどで誰もが知っていそうなことなら、ありなのではないでしょうか。
相手が知っていれば、そのまま話せるでしょうし、知らないなら、こういうことと内容を簡単にお知らせすれば良いと思います。
共通に知っていそうなことなどを話すと良いのでしょうね。
1発言1分
「「1発言1分の原則」とは、一つの話は1分以内にまとめて話すことを意味します。
一気に話そうとすると、目的なのか意見なのか、単なる思いつきで話をしているのかが、ぐちゃぐちゃになります。話をしている本人も最初に話したことを忘れて、論旨がずれていることに気がつかなくなるのです。」(p.119−120)
長い話は聞いてもらえない
聞き手の立場になると、長い話は聞いていると、何を言いたいのか、よくわからない、途中で飽きてくるものではないでしょうか。
話しているほうも、何が言いたいのかわからなくなってしまうということにもなるでしょう。
そうなったら、聞き手は、当然わけがわからない。おもしろければまだしも、そうでもなかったら、聞き手にとっては、苦痛ですよね。
校長先生や上司の話などは、こういう話になりがちではないでしょうかね。
言いたいことをまとめて、簡潔に話す。
こういうことを心がけて、プラスアルファで、おもしろいことも言えたら、会話やコミュニケーションも楽しくなるのではないでしょうか。
取り入れたいと思ったこと
交渉は、明るい未来を共有するために、という話が書かれていました。
これは、『本当に賢い人の丸くおさめる交渉術』にも書かれていました。
交渉を丸くおさめるには?『本当に賢い人の丸くおさめる交渉術』三谷淳 - ビジネス書をビジネスのチカラに
未来をより良くするために、話し合いなどはしたいですよね。
あわせて読みたい
『アリストテレス 無敵の「弁論術」』
こちらは、アリストテレスに学ぶ、話し方、弁論術について書かれています。
論理的に話すというのも、苦手な人は苦手だろうと思います。
こちらも合わせて読んでみると、論理的に話すということができるでしょう。
『今日からできる最高の話し方』臼井由妃
話し方は、学校などで習わないからでしょうか、苦手という人もいると思います。
こういう本で学ぶというのもありですね。
ちょっとした違いで、話し方も変わってくるというのがわかります。
人付き合いでは、やはり話すコミュニケーションというのが多いでしょうから、ここが改善できると変わってきますよね。
話し方を改善したい方は読んでみてください。
おすすめ度
★★★★☆
今日からできるような、話し方の工夫について書かれています。
簡単にできることが数多く紹介されています。
話し方を改善したい方に参考になると思います。
おすすめしたい方
話し方を改善したい方。
ビジネスパーソン。
『今日からできる最高の話し方』臼井由妃
今日の読書「ビジネス書をチカラに!」
初対面では、季節や天気の話を
初対面で、どんな話をしていますか?