『こうすれば人は動いてくれる』ボブ・バーグ、弓場 隆 (翻訳)
本の目次
「動かす」のではなく「動いてもらう」
「礼儀正しく」「辛抱強く」「粘り強く」
人はほめてもらった行動をくり返す
知ってもらい、好いてもらい、信頼してもらう
アドバイスを求めると力を貸してもらえる
自分が大切に扱われていると感じてもらう
相手に自分の問題として考えてもらう
もめごとは四つの段階を踏んで解決する
異議を唱えながら相手の功績を讃える
失敗の責任は自分が負い、功績は他人にゆずる
「命令」ではなく「依頼」すると応じてくれる
口論に勝者はいない
自分の間違いを素直に認めると尊敬される
毎日、五人以上にほめ言葉をかける
女性を上手にデートに誘う方法
人が動いてくれるのは?
どうしたら人は動いてくれるのか?
なかなか人を動かすのはむずかしいですよね。
本書では、自分から人が動いてくれるようになる方法などについて書かれています。
人に動いて欲しいと思う方が読まれると、参考になると思います。
ここに注目・言葉・名言
「あなたを助ける義務のない人に対してはとくにそうだが、人に何かを頼むときは「礼儀正しく」「辛抱強く」「粘り強く」振る舞うという三つの要素を心がけるとスムーズに成果をあげることができる。」(p.48)
「礼儀正しく」「辛抱強く」「粘り強く」振る舞う
無礼な人の頼みを聞いてくれる人は、そうそういないでしょう。
礼儀が大切とよく言われますが、頼みごとがなくても大切でしょうから、頼みごとがあるなら、なおさらですよね。
また、辛抱と粘りも大切ということです。
一度頼んだくらいでは、諦めないくらいが良いのでしょうね。
人とかかわるときの三原則
「人とかかわるときの三原則を紹介しよう。
他のすべての条件が同じなら、人々は自分が「知っていて」「好いていて」「信頼している」人と取引をしたがる。
同様に、人が動いてくれるうえでも、「知ってもらい、好いてもらい、信頼してもらう」という三原則が重要になる。だから、もし相手に「知ってもらい、好いてもらい、信頼してもらう」ことができれば、半分以上成功したようなものだ。」(p.60)
知ってもらい、好いてもらい、信頼してもらう
まあ、そうですよね。
これは、逆を考えるとわかりやすいです。
知らない人、嫌いな人、信頼していない人。
こういう人とは、取引しないというか、関わるのはむずかしいでしょう。
そういう意味では、こういう原則はあるのでしょう。
そして、そのために、どういうふうにするかというのが大切になってくるのでしょうね。
取り入れたいと思ったこと
要望を謙虚に誠実に伝える。
人に動いてもらいたいなら、要望を伝えるというのは必要でしょう。
よほど出ない限り、自分が望んでいることは、他人はよくわからないものだと思います。
その状況で、人に動いてもらうことは、むずかしい。
だから、自分の望むことを、謙虚に誠実に伝える。
これでだめなら、仕方がないですよね。
ということで、謙虚に誠実に伝えたいですね。
あわせて読みたい
『人望が集まる人の考え方』レス・ギブリン
人望があるかないか。ないより、あったほうが良いですよね。
こちらの本では、人望が集まる人はどう考えているかということが書かれています。
人望について考えたい方は、こちらも合わせて読んでみてください。
『こうすれば人は動いてくれる』ボブ・バーグ、弓場 隆 (翻訳)
人が動いてくれるようになるには、どうしたら良いのか。
結構、むずかしいことですよね。
本書では、そんな人が自分から動いてくれるようになるには、どうしたら良いかを書かれています。
そこまでむずかしいことではないですし、ものすごい秘訣というわけではありませんが、人間の心理などを考えると、こういうことなのでしょうね。
人が動いてくれるようになったらと考える方は、読んでみてください。
おすすめ度
★★★★☆
人が動いてくれるようになる方法や考え方が書かれています。
すごい秘訣というわけではありませんが、こういうことなのだろうという納得感はあります。
人を動かしたい方が読まれると、参考になると思います。
おすすめしたい方
人を動かしたい方。
ビジネスパーソン。
『こうすれば人は動いてくれる』ボブ・バーグ、弓場 隆 (翻訳)
今日の「ビジネス書をチカラに!」
「礼儀正しく」「辛抱強く」「粘り強く」振る舞う
「礼儀正しく」「辛抱強く」「粘り強く」振る舞っていますか?