『プリンストン大学の起業の教科書』デレク・リドー
本の目次
序 章 起業を成功させるために必要なこと
第1部 「本物の起業家」スキルを身につける
・第1章 自己中心的に無私無欲になる
・第2章 起業の4つのステージ
・第3章 人間関係を築く
・第4章 他人のモチベーションを高める
・第5章 変化をリードする
・第6章 パーソナル・リーダーシップ戦略を立てる
第2部 「本物の起業家」のリーダーシップを発揮する
・第7章 不安定な段階での成長戦略
・第8章 成功する組織
・第9章 採用と解雇
・第10章 チームを率いる
・第11章 危機管理の指揮を執る
終 章 さあ、行動を起こそう!
起業の教科書
プリストン大学が教える起業の教科書ということで、起業に必要な考え方や方法などが書かれています。
起業する前にこういうことを知っておくと、起業がスムーズに行きやすいのではないでしょうか。
ここに注目・言葉・名言
起業の4つのステージ
「ステージ1:顧客の検証
ステージ2:組織運営の検証
ステージ3:財務の検証
ステージ4:自立性の検証
どんな企業であっても、このステージごとに成長していきます。この順番を無視すれば、プロジェクト、プロセス、文化という会社の基盤が不安定になり、経営がうまく立ちいかなくなります。」(p.71)
起業の4つのステージ
起業には、こんな4つのステージがあるということです。
たしかに、こんな漢字であるのだろうと思います。ただ、この順番通りというわけではないこともあると思います。
そして、ステージ4の段階、自立性の検証は、なかなかむずかしいというか、ここまでたどりつけないために、倒産してしまうというのはあります。
自立性とは、会社が安定して機能しており、環境の変化に合わせて対応できるといったことです。
そういう意味で言うと、ここを目標にして、起業するというのは、大切なことになるはずです。
本書では、それぞれのステージで大切なことなどについて書かれています。
「共通の目標」が人間関係構築の基本
「すべての人間関係は、「共通の目標」を持つところから生まれます。「共通の目標」のなかには大いに心を揺さぶられるものもありますが、ほとんどは小さなものです。職場では、上司から割り振られたタスクをその期待に沿って遂行するという重要な「共通の目標」があります。」(p.93)
目標を共有する
仕事において、目標を共有するというのは大切ですね。
目標が共有できていないと、何をすると良いかも、共有できないでしょう。
そうなると、協力することはむずかしい。
まずは、共通の目標を持つことからということでしょう。
そして、仕事上では、共通の目標を持つところから、人間関係は始まるのでしょう。
目標を共有する。これが必要になりますね。
取り入れたいと思ったこと
「優れたチームリーダーは、成功を収めるということがどんなものか、達成すればどんな気持ちがするかについて、メンバーそれぞれにビジョンを授けます。」
(p.281)
目標を達成したら、どうなるのか。これも共有したいところですね。
ここまでできれば、メンバーは動きやすくなるでしょう。
達成したとき、達成したあとのビジョンも共有したいものですね。
あわせて読みたい
『シンギュラリティ大学が教える飛躍する方法』
サリム・イスマイル,マイケル・S・マローン,ユーリ・ファン・ギースト,
ピーター・H・ディアマンディス
こちらの本は、飛躍する方法について書かれています。
ビジネスで飛躍する方法を知りたい方は合わせて読んでみてください。
ここまでできたら、うまくいきやすいと思います。
『プリンストン大学の起業の教科書』デレク・リドー
プリストン大学が教える、起業の教科書ということで、起業の基本などがまとめられています。
ステージごとに必要なことが書かれているなどして、わかりやすいです。
これから起業する方が、起業する前に読んでみると良いと思います。
おすすめ度
★★★★☆(★4.3)
プリストン大学の起業の教科書ということです。
起業の基本的なところがわかります。
これから起業する方が読むと、参考になるはずです。
おすすめしたい方
起業の基本を学びたい方。
起業家。
『プリンストン大学の起業の教科書』デレク・リドー
今日の「ビジネス書をチカラに!」
「共通の目標」が人間関係構築の基本
「共通の目標」がありますか?