本書では、感情がどれほど人間をさりげなく誘導しているかなどが書かれています。
それが有益であれば良いのですが、破壊的な行動に向かわせているとしたら改善したいところです。
![感情戦略 [ ブリアンナ・ウィースト ] 感情戦略 [ ブリアンナ・ウィースト ]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/1057/9784296001057_1_3.jpg?_ex=128x128)
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- 『感情戦略』ブリアンナ・ウィースト
- 『感情戦略』のここに注目・言葉・名言
- あなたが心から求めていることを探らないと、人生は悪化する
- 取り入れたいと思ったこと
- あわせて読みたい
- 『感情戦略』ブリアンナ・ウィースト
- 今日の読書「ビジネス書をチカラに!」
『感情戦略』ブリアンナ・ウィースト
目次
第1章
やればプラスになることをやらないことには、必ず理由がある
現実から目をそらしているとき、人は自分以外のものを「責める」
やみくもに「自分を愛する」ことは間違い
第2章
あなたが心から求めていることを探らないと、人生は悪化する
「感情」と向き合うのはとても怖い
不快な感情をしっかり味わう
安心感という「感情」を意識的に切り離して、理論で行動する
第3章
感情を呼び起こす状況を避けると慢性的な問題になる
ばつの悪さの背後には「恥」がある
自分が人生に本当は何を求めているかを知るには、「嫉妬」の奥を見つめる
後悔は「将来絶対やるべきことは何か」を教えている
感情を信じてはいけない
第4章
「人生をがらりと変えてくれる」ものは存在しない
変化はがらりと起こるものではなく、マイクロシフトで起きる
誰かの人生の助手席に座ってしまった人が問題を抱える
第5章
成長のためには、過去の傷を未来へと断固として持ち越さない
トラウマを受けると、感情と記憶をつかさどる海馬が小さくなる
人間は感情を回避する達人
心を癒すとは、不快で、破壊的であるが大事な取り組み
第6章
「状況に応じてかぶる仮面」に飲み込まれていないか
すばらしい自分とは「自分にはさまざまな強さや弱さがあることを分かっている人」
脆さは人生の何よりも大切である
自分の感情を抱えられるようになると、ほかの人にやつあたりをしなくなる
相手の感情を認められれば、自分の感情も認められる
第7章
心配は、「本当の問題」から気をそらすため
メンタルの強い人は、人生に向き合った経験が多い人
「あれか、これか」と2択しかない人は危険
人は一気には変わらない
人生経験の質は、人間関係の質によって決まる
『感情戦略』のここに注目・言葉・名言
「やればプラスになることをやらないのには、必ず理由がある
人生で何よりもあなたを一番抑えつけているのは、ほかでもないあなた自身です。
もしも、今いる場所と、本当に到達したいと思う場所が違うのであれば(そして違いを縮めようと努力しても、なぜかいつも抵抗してしまったり、不快感に苛まれたりするのであれば)、ほぼ確実に自分を破壊してしまう行為ーーつまり自分で自分をダメにしてしまう自己破壊の力ーーが作用しています。
自己破壊的行為は一般的に、自分のためにならないようなことをなぜかしてしまったり、やらなければならないことをつい先のばしにしたり、見ないようにしたりすることです。これは、意志の弱さの結果のように思えます。
でも実際の理由は、まったく別のところにあります。あなたに、無意識下の「思い」があるからできないのです。
つまり、意志が強い弱いの問題ではないのです。
自己破壊的行為を克服するには、心理面を深く掘り下げる作業が必要になります。」
(p.26)
やればプラスになることをやらないのには、必ず理由がある
自己破壊的行為は一般的に、自分のためにならないようなことをなぜか
してしまうようなこと。
この背後には、無意識の思いがあるということです。
やればプラスになることをやらないのも、無意識の思いがあるということです。
ここを考えないことには、なかなか改善できないということになりますね。
あなたが心から求めていることを探らないと、人生は悪化する
「人はときに、自分の中で撒しく葛藤したり、強烈な自己破壊的行為を経験したりすることがあります。
その原因に、「コア・コミットメント」と呼ばれるものがあります。それは言わば、あなたが人生において第一に掲げている目標ややりたいことです。
無意識の中にあるコア・コミットメントは、あなたが何よりも求めているものですが、たいていは、自分でもその存在に気づいてすらいません。自分のコア・コミットメントが何かは、自分が何に一番悩んでいるかや、何に一番やる気が出るかに注目してみると分かります。
その一つひとつに対して自分が抱くモチベーションの層を剥がしていけば、根本的な原因が見つかります。どこを剥がしても同じ根本的な原因に行き着くとき、それがあなたのコア・コミットメントです。」
(p.71)
「あなたのコア・コミットメントが分かると、「コア・ニーズ」も分かります。
コア・ニーズとは、無意識にあるコア・コミットメントを本当に叶えるための行動です。コア・ニーズとは、自分が実際は次に何をすべきなのかです。
そして、これらもすべて無意識にあります。
たとえばコア・コミットメントが「状況をコントロールすること」であれば、あなたのコア・ニーズは「信頼すること」です。
「必要とされること」であれば、コア・ニーズは「自分は求められていると知ること」です。
「他者から愛されること」なら、コア・ニーズは「自分を愛すること」です。
このように、コア・ニーズとは、コア・コミットメントの対極だと考えると簡単です。また、コア・コミットメントを叶えるために欠かせないものです。」
(p.77)
コア・ニーズとは、コア・コミットメントの対極
自分が求めているものは何か。
これがわかっていないと、欲しくないものを追い求めることになってしまうかもしれません。
感情に振り回されることになるかもしれません。
人生が悪化するとは限らないかもしれませんが、せっかくの人生を、欲しくないことに費やしてしまうかもしれません。
コア・ニーズ、コア・コミットメントを明確にして、自分が求めているものは何かを知っておきたいものです。
取り入れたいと思ったこと
「こんな言葉がありますー「もし不安なら、それは未来に生きているから。
落ち込んでいるなら、過去に生きているから」。
幸せを見つけられる唯一の場所は、今現在です。存在するただひとつの場だからです。
将来に起こるかもしれないことに意識を向けるのは、今という瞬間から自分を切り離す行為です。人生を1日ずつ過ごすことに集中しましょう。そして、今目の前にある物事に取り組むことで、今日という日に足を踏み入れましょう。
今という瞬間に生きることと、未来の自分のために何かすることのバランスをうまく取る必要があります。」(p.256)
過去や未来。
人間はそこに生きることはできません。
言葉や写真や映像はあるかもしれませんが、今しか生きられない。
今を充実させるために、どうするのか。
そんなことを考えたいですね。
あわせて読みたい
『CALM YOUR MIND 心を平穏にして生産性を高める方法』
クリス・ベイリー
こちらは、心を穏やかにして生産性を高める方法について書かれています。
燃え尽き症候群などにならずに、生産性を高める方法などです。
生産性を高めたい方が読まれると、参考になると思います。
『感情戦略』ブリアンナ・ウィースト
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おすすめ度
★★★★☆
自分がやりたいことをやるために、どのような考え方をするか。
そんなことを考えたい方が読まれると、参考になることが見つかると思います。
おすすめしたい方
感情などについて考えたい方。
ビジネスパーソン。
今日の読書「ビジネス書をチカラに!」
やればプラスになることをやらないのには理由がある
プラスになることをできない理由は?