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『すごいアイデアーー「尖らせて売る」ビジネス発想の公式』今井裕平


売れる商品開発のためのビジネスアイデアの考え方などが書かれています。

考え方は、比較的簡単かなと思います。
(実際にアイデアができるかはまた別の話ですが)

『すごいアイデアーー「尖らせて売る」ビジネス発想の公式』今井裕平

『すごいアイデアーー「尖らせて売る」ビジネス発想の公式』今井裕平

『すごいアイデアーー「尖らせて売る」ビジネス発想の公式』今井裕平

目次

はじめに  
   すごいアイデアとは  
   アイデアには「公式」がある 
序章 アイデアづくりの原則  
   なぜあなたのアイデアはつまらないのか  
   アイデアづくりの本質  
   アイデアの基準  
   アイデアの手順  
   制約条件の確認  
第1章 発想する──〈独自性〉の創出  
   着眼点で勝負する  
  〈独自性〉のつくり方  
   ダイソンとXの新常識とは  
   メルカリは何が新しかったのか  
   AKB48の新常識を考えてみる  
   新常識から「具体」を発想する  
   ミドリをおすそわけするプランター  
   事例: 空港ギフトショップ「KIRI JAPAN DESIGN STORE」 
第2章 定める──〈市場性〉の要件化  
  〈市場性〉の3要件  
   要件①:対象──渇望者が発掘できる  
   要件②:認知──認知させる手段がある  
   要件③:動線──購入までの動線を描ける  
3要件の拡張  
   要件①:[対象]の拡張──増やす  
   要件②:[認知]の拡張──他者の力で急増させる  
   要件③:[動線]の拡張──最適化する  
   事例:新素材「METALFACE」 
第3章 見極める──要件を満たす〈独自性〉の選択 
  〈独自性〉の選び方 
   事例:テイクアウトサービス「朝ボトル」  
   一網打尽  
   守破離  
補論:wemo──〈独自性〉と〈市場性〉の両立事例 
   概要  
   Step1 発想する  
   Step2 定める  
   Step3 見極める  
   Step4 発想する ⇒ 見極める  
   Step5 発想する ⇒ 見極める  
おわりに──デザイン思考vs建築思考  

『すごいアイデア』のここに注目・言葉・名言

「アイデアの基準

基準の理想は、前述したダーツの的である。ビジネスのように、複雑で自由度が大きいものを扱うのであればなおさらだ。ビジネスの中核を担うアイデアを発想するためには、シンプルで本質的な基準が必要である。
あなたは業種や相手(BtoB/BtoCなど)によって、基準は大きく異なると思っているかもしれない。しかし、原則は実は同じだ。ビジネスの中核を担うアイデアの基準は、<独自性>と<市場性>の両立である。
<独自性>とは、競合との差異の大きさである。あらゆるものがコモディティ化していく今日において、<独自性>なくしてビジネスで勝つことはできない。一方の<市場性>とは、顧客の数である。厳密には、<市場性>は顧客数✕単価となるが、本書では<市場性>=顧客数として進め、詳細は後述する。そして、<独自性)と<市場性)の「両立」こそが事業の中核となるアイデアの核心である。裏を返せば<独自性>と<市場性>が通常は相反することを意味する。」(p.20-21)

<独自性>と<市場性>の両立

独自で顧客がいることが、すごいアイデアの基準ということです。

ここを考えると、売れる商品のアイデアになるというのが、本書での基準です。

そして、本書では、この2つを考えて、商品・サービスのアイデアを考えていく方法などが説明されています。

アイデアの手順

「アイデアの手順

<独自性>と<市場性>の両立に対して、どのようにアプローチしていくべきか。
結論から述べると、以下の3ステップで事業の中核となるアイデアを
手に入れることができる。

1 発想する:<独自性>の創出
2 定める:<市場性>の要件化
3 見極める:要件を満たす<独自性>の選択」
(p.026)

3つのステップ

こういった3つのステップで、<独自性>と<市場性>が両立したアイデアを考えるということです。

意外と独自性は簡単かもしれません。

ただ、市場性が難しいというか、顧客が欲しいと思うアイデアであるかは、そう簡単にわかるものではないところがあります。

市場性の要件を書かれていますが、ここを満たすことができるかどうかが、売れるかどうかに結構大きいと思いました。

取り入れたいと思ったこと

3つのステップを取り入れたいと、まず思いました。

とくに、市場性の要件化ですね。

〈市場性〉の3要件
要件1:対象──渇望者が発掘できる
要件2:認知──認知させる手段がある
要件3:動線──購入までの動線を描ける
3要件の拡張
要件1:[対象]の拡張──増やす
要件2:[認知]の拡張──他者の力で急増させる
要件3:[動線]の拡張──最適化する

これらを考えるなどして、<独自性>と<市場性>のあるアイデアを考えたいですね。

あわせて読みたい

『THINK BIGGER 「最高の発想」を生む方法:コロンビア大学ビジネススクール特別講義』シーナ・アイエンガー

www.biztikara.com

 

こちらは、イノベーションなどのアイデアの発想法が書かれています。
イノベーションを実現しやすい手法が書かれているので、実践してみたい
ですね。
イノベーションなどについて考えたい方が読まれると参考になるはずです。

『すごいアイデアーー「尖らせて売る」ビジネス発想の公式』

おすすめ度

★★★★☆

売れる商品の考え方などが書かれています。
商品開発のアイデアを考えたいという方が読まれると、参考になると思います。

おすすめしたい方

ビジネスパーソン。
経営者。

今日の読書「ビジネス書をチカラに!」

<独自性>と<市場性>の両立

その商品に<独自性>と<市場性>がありますか?