『話は1分でみるみるうまくなる!』臼井由妃
話が苦手
話が苦手。そういう人は、多いかもしれません。
本書は、自身も話すのが苦手だった、臼井由妃氏が、人気の講演家になるまでに学んできた、話し方の技術について書かれています。簡単にできることですが、知っていると違ってくる、1分でできるような話し方のコツが、いろいろと紹介されています。
▼ ここに注目・言葉・名言 ▼
「ここが肝心です。
・流暢に話すことに憧れない
・雄弁に話すことに憧れない
言葉数や言葉の勢いで「話せる人」になろうとするのはやめて、「言葉の大掃除」を心がけるのです。」(p.21)
言葉の大掃除、話さないことから始める
これまで話すのが苦手だった人が、いきなり流暢に話せるようになるのは、なかなかむずかしいでしょう。
まずは、これまでの話せなかったイメージを払拭する、話さないことから始めてみる。
言葉を減らす。
無理に話そうとしない。
話せないではなくて、話さない。まずは、意識が変わっていきますよね。ここから始めてみるということです。
不要な前置きは出会いのチャンスをなくす
「「話べたなものですから、自己紹介は苦手でして……」とか、「あがり症なので、うまく話せないのですが……」と。自己紹介や発言する場で、言い訳から始める人がいます。
いかにも自信なさそうに、仕方なく話すといった雰囲気が漂っています。
人の話を聞くのは、本来面倒なもの。話をするのが苦手だと思っている人
でも、話を聞くのは退屈でしかありません。
そこに「話しべたなもので」とか「あがり症」でと言い訳を聞かされたら、たちまち話を聞く気がなくなります。」(p.62)
過度な謙遜は不要
話がうまいことを期待されている人なら別ですが、普通の人には、そこまで過度にうまい話を期待している人はいないでしょう。
謙遜していたり自分に期待しないで欲しいということもあるのかもしれませんが、たいていの場合は、意味がわかるように話せば、それで良いと思います。
余計なことを言うのをやめてみる。
話し下手だという人は、ここから始めてみると、それだけで、話し下手ではなくなるのではないでしょうか。少なくとも、上手くはないが下手ではない、というところになると思います。ここができてから、話がうまくなる方法を知ると、上達しやすいですよね。
▼取り入れたいと思ったこと
スピーチなどでは、頭とお尻は決める。頭は、あいさつや自己紹介、お尻はあいさつとフルネームの復唱で、第一印象と余韻を決めると良いということです。
何事も、初めと終わりが肝心。
ということで、話も、初めと終わりをうまくできるようにしておくというのは大切ですね。
『話は1分でみるみるうまくなる!』臼井由妃
話し方。あまり習わないことだからでしょうか。苦手な人は多いかもしれませんね。
わかると、そこまでむずかしいことではないと思います。少なくとも、下手ではなくなるはずです。
話しベタをやめたい。そして、できれば、うまくなりたい方が読まれると、参考になると思います。
▼ あわせて読みたい ▼
『成功する人の話し方 7つの絶対法則』
ビル・マクゴーワン,アリーサ・ボーマン
成功する人の話し方 7つの絶対法則 成功する人の話し方。 その法則、方法について書かれています。 話し方を改善したい方が読まれると、参考になると思います。
『成功する人の話し方 7つの絶対法則』 - ビジネス書をビジネスのチカラに
★『話は1分でみるみるうまくなる!』臼井由妃
▼ おすすめ度 ▼
★★★★☆
自身も話すのが苦手だった、臼井由妃氏が学んで身につけてきた話し方の技術について書かれています。簡単にできる話がうまくなる方法が、いろいろと紹介されています。話をうまくなりたい方が読まれると、参考になると思います。
▼ おすすめしたい方 ▼
話し下手をやめて、話をうまくなりたい方。 ビジネスパーソン。
★【今日の「ビジネス書をチカラに!」】
話さないことから始める
⇒ 不要なことを話さないことを意識していますか?