『愛する人が死ぬ前にやっておくべきこと』臼井由妃
死ぬ前にやっておくと良いこと
自分が死ぬ前にやっておくと良いこと。
これができている人は、なかなか多くはないのかもしれません。
だとすると、自分のパートナーが死ぬ前に、やっておくと良いことをやれているかというとどうでしょうか。
本書では、パートナーなどの大切な人が死ぬ前にやっておくと良いことについて書かれています。
▼ ここに注目・言葉・名言 ▼
「愛する人が遺してくれたお金は、これからの人生、今を生きるあなたのため
に、使う
「あの人のためだから」を理由に、故人の思いとは裏腹に、見栄にお金を注ぎ込んだり、そのために生活に困ったりすることほど、亡き人の意志に反することはない。」(p.124)
遺してくれたお金は、生きている自分のために使う
もし遺産があるのなら、それは、生きている自分のために使う。
遺産が問題になることもあると言います。
自分が幸せになれるように使う。そういうことですね。
無駄使いや、ギャンブルなどに使ってしまうのではなくて、自分やその周りの幸せのため使いたいものですね。
心を許せる専門家と広く付き合う
「たいせつなのは、心を開いて自分の言葉で相談できる、あなたの問いにすみやかに対応してくれる法律家を、複数持つということです。」(p.87)
社長であれば、信頼できる弁護士、税理士、社労士などと付き合う
人が死ぬときに、どうすると望むようにできるのか。
このあたりは、法的に実務的に複雑です。
ですから、専門家の手を借りるということもあるでしょう。
とくに、経営者であれば、ビジネスパーソンよりも、より複雑になる。
信頼できる専門家と広く付き合うこと。これがうまく会社を継続させていくことにもつながるということです。
▼取り入れたいと思ったこと
まず、自分が死んだ後に、周りの人がどうあって欲しいか。
こういうことを考えると良いのだろうと思います。
そのあとに、本書に書かれているような、専門家との付き合いや遺言の作成などになっていく。
まずは、自分が死んだ後の、周りの人がどうあって欲しいかなどを考えたいと思いました。
愛する人が死ぬ前にやっておくべきこと
自分の愛する人が死ぬ。
その前に、どういうことをやっておくと良いのか。
本書は、今から始めておきたい5つの準備について書かれています。
幸せに死ぬために、死んだ後に残された人の幸せのために、できることを知りたい方が読まれると、参考になると思います。
▼ あわせて読みたい ▼
『死ぬときに後悔すること25―1000人の死を見届けた終末期医療の専門家が書いた』大津秀一(著)
▼ おすすめ度 ▼
★★★★☆
死ぬ前にやっておくと良いこと。
本書では、その考え方や方法について書かれています。
法的なこともありますが、その前に、どういうことが必要かということを把握しておくと良いですね。
▼ おすすめしたい方 ▼
死ぬ前にやっておくと良いことを知りたい方。
経営者、ビジネスパーソン。
★『愛する人が死ぬ前にやっておくべきこと』臼井由妃
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