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『ベンチャー・キャピタリスト──世界を動かす最強の「キングメーカー」たち』後藤直義, フィル・ウィックハム, Sozo Ventures (監修)


ベンチャー・キャピタリストということで、スタートアップなどへの投資を行っている人たちへのインタビューなどがまとめれています。

ベンチャー・キャピタリストが、どのように考えて投資しているのかということがわかります。

『ベンチャー・キャピタリスト──世界を動かす最強の「キングメーカー」たち』

目次

 

●はじめに
●1章 ベンチャーキャピタルが世界を喰っている
●2章 進化し続けるVCの秘密
●3章 シリコンバレーのキングメーカーたち
●4章 異能のディスラプターたち
●5章 世界各地の覇者たち
●6章 新産業をつくる革新者たち
●7章 ベンチャーキャピタルの「不都合な真実」
おわりに イノベーションに秘密はない

『ベンチャー・キャピタリスト』ここに注目・言葉・名言

「大切なのはこれら3者が組み合わさることが、ハイリスク・ハイリターンの新事業に挑戦するための「メカニズム」として、アメリカでは絶大なパワーを持ってきたという点だ。
LPはお金の出し手であり、GPはリスクを見極める仲介者であり、起業家は事業をつくる人たちだ。この3者のインセンティブが歯車として噛み合うと、未来のビジネスを生み出すエンジンになるのだ。」(p.66)

リミテッドパートナー(LP)、ジェネラルパートナー(GP)、起業家

リミテッドパートナー(LP)がお金の出し手で、ジェネラルパートナー(GP)がファンドを運営する仲介者、そして、起業家が事業を運営するということです。

そして、これら3者が、ハイリスク・ハイリターンの新事業に挑戦していくということです。

とくに、後者2者が、協力しつつ、事業をどうやって運営していくのかといったことを考えつつ、起業家・スタートアップが事業を成功させるために実動していくということですね。

すばらしい独占と悪い独占をわけるものは?

「もうシリコンバレーの企業は、本当の意味で革新的なものを生み出せていないのです。この批判の大部分は、ビッグテック(GAFA) に対するものと思ってもらって構いません。彼らが本当に革新的なことに挑み続けたら、おそらく社会はもっと前向きに彼らを受け止めたでしょう。だからいま「ゼロ・トゥ・ワン』に加筆できるとすれば、私がビジネスの本質であると語った「市場の独占」について、すばらしい独占があれば、悪い独占というものもあると、きちんと区別して書きたいと思います。」
(p.93)

より良い未来を作ろうとしているかどうか

『ゼロ・トゥ・ワン』の著者、ピーター・ティール氏の言葉です。

 

 

今、GAFAは、革新的なものを作れていないということです。

そして、より良い未来を作るための活動が少ないと。

だから、独占を批判されているということです。

独占にも、素晴らしいものと悪いものがあるということです。

取り入れたいと思ったこと

「スーパービルダー」と「スーパーシンカー」ということが紹介されています。(p.263)

「スーパービルダー」はなんでも作れる人で、「スーパーシンカー」は市場のこと、競合他社について熟知している人ということです。

この2つのタイプの人材の組み合わせが大切だとのことです

市場のことがわかって、なんでも作れれば、それは強いですよね。
顧客のことがわかっていて、顧客が求めるものが作れるわけですから。

両方必要ということですね。

あわせて読みたい

『スーパーファウンダーズ 優れた起業家の条件』アリ・タマセブ

 

 

こちらの『スーパーファウンダーズ』は、優れた起業家の条件ということで、起業家に必要なことなどを、10億ドル以上のスタートアップなどから探っています。

起業したい方やスタートアップに興味がある方が読まれると、参考になることが見つかると思います。

『ベンチャー・キャピタリスト──世界を動かす最強の「キングメーカー」たち』

おすすめ度

★★★★☆

ベンチャー・キャピタリストということで、どのように考えて、スタートアップに投資しているのかなどがわかります。
VCなどやスタートアップに興味がある方が読まれると、参考になることが見つかると思います。

おすすめしたい方

起業家。
経営者。

今日の読書「ビジネス書をチカラに!」

独占にも、素晴らしいものと悪いものがある

その独占は、どんな独占ですか?

『ベンチャー・キャピタリスト』の目次・詳細

●はじめに
イノベーションの「最後尾」に私たちはいるのか
勝者は決してしゃべらない
新時代は発明家と資本家(キャピタリスト)が動かしている

●1章 ベンチャーキャピタルが世界を喰っている
モデルナワクチンを生み出したベンチャーキャピタルの舞台裏
ユニコーン1000社時代、ベンチャー投資が加速する3つの理由
アップルはなぜ銀行から創業資金を借りれなかったのか
急成長するスタートアップの投資ステージごとのリスク
日本人が陥る、VCにまつわる2つの大誤解

●2章 進化し続けるVCの秘密
三菱商事を飛び出した男が、三菱商事より稼いだ日
100倍のリターンを生んだ、コインベース投資の「種明かし」
トップ1%が圧倒的な実力で寡占するVCの産業構造
リスクマネーを巡るVC産業のキープレイヤー
膨大なリサーチを伴うハードな投資プロセス
VC投資は究極のホームラン競争である理由
巨万の富を手にするベンチャーキャピタリストの動機

●3章 シリコンバレーのキングメーカーたち
ピーター・ティールが語る未来の創り方
シリコンバレーのカリスマ、少数精鋭トップVCの秘密
ズームを掘り出した、SaaS投資の王様
燃え尽きた天才に、スラックを作らせた男
金融を知り尽くした、ファイナンスのプロ集団
お金の世界を塗り替える、異端VCの正体
知財を操る、ディープテック投資の巨人
ヘルスケア投資のゴッドハンド
超名門VCの再建を託された男

●4章 異能のディスラプターたち
世界を震撼させた、孫正義「10兆円ファンド」の正体
モデルナを生んだ、ライフサイエンスの「創業集団」
「ダイヤの原石」を磨く、気鋭のアクセラレーター
シリコンバレーで最もパワフルな女性投資家
成功のシグナルを見抜く、データ投資のマジシャン
VCをディスラプトする、新しいVCの誕生
投資モデルを再発明する、VC業界のレジェンド

●5章 世界各地の覇者たち
スポティファイを生んだ、北欧のゲームチェンジャー
欧州を覚醒させた、起業家コミュニティの「グランドゼロ」
中国のユニコーン軍団をとらえた巨人
インドの「カンブリア爆発」を手にした野望
東南アジアのブルーオーシャンを制する賢者
インドネシアを圧倒する、創業投資のカリスマ
巨大な経済圏を作った、南米最大の投資集団
最後のフロンティア、アフリカ投資の破壊力
NPO発、世界の起業家ネットワークへの「マイクロ投資」

●6章 新産業をつくる革新者たち
E・マスクが惚れた「儲かる環境投資」の実践者
ビル・ゲイツが進める、気候変動投資の秘密
科学者をCEOに進化させるバイオラボ
女性から黒人まで、マイノリティに光を当てる新鋭VC
異文化に眠る、ビジネスを掘り出す情熱

●7章 ベンチャーキャピタルの「不都合な真実」
天才投資家たちの失敗の告白
VCへの出資は本当に「おいしい」のか
失敗ファンドと成功ファンドの唯一の違い
ファンドの7割が「3号」までに淘汰される意味
VCに必ず聞くべき5つのクエスチョン
ゼロイチに賭ける投資家に敬意を

おわりに イノベーションに秘密はない