売れる営業
売れる女性営業は、どのようなことを考えて、営業、セールスを行なっているのか。
個人営業でも法人営業でもトップセールスの山本幸美氏が、その考え方などについて書かれています。
女性に限らず、何かを売っている人には参考になることが見つかる本だと思います。
『売れる女性営業の新ルール』山本 幸美
『売れる女性営業の新ルール』の目次
第1章 自分らしく活躍し続ける!女性営業の「心がまえ」
第2章 お客さまの満足を生む!女性営業の「プレゼン&提案」
第3章 お客さまの心をつかむ!女性営業の「コミュニケーション」
第4章 ピンチをチャンスに変える!女性営業の「課題解決」
第5章 お客さまから大切にされる!女性営業の「信頼関係づくり」
第6章 営業を楽しんで成果を出す!女性営業の「習慣術」
第7章 リスクをしっかり回避する!女性営業の「困りごと対策」
第8章 営業力を人生に活かす!女性営業の「成長のヒント」
『売れる女性営業の新ルール』ここに注目・言葉・名言
「説得しようとするから、伝わらなくなる」(p.42)
「お客さまがほしがっているものを尊重しながら、お持ちのコーディネートをリアルに再現します。第一線で活躍している人は特に、自分が主導権を握りたいと考える人が多いもの。説得しようとすればするほど、買わされたくないという反発心が生まれます。だからこそ、”自分で選びたい”という欲求をかきたててくれる、余裕のある女性営業から、お客さまは買いたいと思っています。」(p.43)
説得しない。どうなるかイメージしてもらう
説得というか、売ろうとすると、買わされる感じがして買いたくなくなるというのは、心理としてあると思います。
そして、欲しくないもの、必要ないものは、買わないですよね。
逆に、欲しいものは、手に入れたくなって、買いたくなるものでしょう。
お客さまに欲しいものがあるときは、その購入を後押しして、欲しいものがよくわからないのであれば、手に入れた後をイメージしてもらうと良いのでしょうね。
自分の成長=お客さまの成長=会社の成長
「赤字になってでも、お客さまに得をさせることばかりを考えて行動すればよいのでしょうか?
違います。自分の成長、お客さまの成長、会社の成長の3者がよくなることをイメージしながら行動できる人が生き残れるのが、営業の世界です。」
(p.120)
3つを考える
自分だけうまくいけばいいと思っていると、困ったときに周りが力を貸してくれないということになりかねません。
では、自分を犠牲にすればいいかというと、そうではないでしょう。
お客さま、自分、そして周り・会社のことを考えて、行動すれば、変わっていきますよね。
このために、聴くスキルを磨くとよいということです。
聴くことで、お客さまに解決策などを提示できると。
そういった自分の成長が、お客さまのためにもなって、ひいては、会社の利益にもつながっていくわけですよね。
取り入れたいと思ったこと
カスタマーサクセスについても書かれていました。
わたしとしては、カスタマーハピネスも考えられると良いのだろうと思っています。
自分の幸せ、お客さまの幸せ、そしてより多くの人の幸せ。
そんなことを考える人が、これからはうまくいきやすいですよね。
あわせて読みたい
『無敗営業 「3つの質問」と「4つの力」』高橋浩一
『無敗営業 「3つの質問」と「4つの力」』高橋浩一 - ビジネス書をビジネスのチカラに。書評ブログ
こちらは、 無敗営業ということで、勝ち続けるための営業をしていくにはどうすると良いのかということが書かれています。
「3つの質問」と「4つの力」ということで、これらが説明されています。
受注して勝ちたい方が読まれると参考になる一冊です。
『売れる女性営業の新ルール』山本 幸美
売れる、女性営業はどう考えているのか。
その考え方や営業の方法などについて書かれています。
考え方が変わって、売れやすくなるだろうと思います。
ということで、売れる営業になりたい方に参考になることが見つかるはずです。
おすすめ度
★★★★☆
「売れる女性営業の新ルール」ということで、売れる女性営業の考え方などが書かれています。
売れる営業になりたい方が読まれると参考になると思います。
おすすめしたい方
営業、セールスパーソン。
経営者。
今日の読書「ビジネス書をチカラに!」
説得しない。どうなるかイメージしてもらう
買わせようとしていませんか?