働き方改革やリモートワークなど、働き方が話題になるこのところですが、そんな中、本書では、ニトリの働き方についてまとめられています。
4つのCということが紹介されています。
『ニトリの働き方』似鳥昭雄
『ニトリの働き方』の目次
はじめに ニトリが大切にする4つのC
序章 志で変わる仕事と人生の結果
第1章 チェンジ ―― 現状に満足せず、より良いものを求め続ける
第2章 チャレンジ ―― 前人未到なことに挑戦していく
第3章 コンペティション ―― 常に自分を成長させることを考える
第4章 コミュニケーション ―― 右手にそろばん、左手に義理人情
おわりに 「世のため、人のため」に終わりはない
『ニトリの働き方』のここに注目・言葉・名言
「ビジョンを達成するというと、日々行う業務とは何か違った特別な方法があって、それさえできればたちまち達成できると錯覚している人がいますが、それは間違いです。ビジョンから逆算し、一日一日、「観察、分析、判断」を意識してその日に行うべき業務に取り組む。それを継続的に徹底できるかどうかなのです。」(p.038)
「観察、分析、判断」し、継続的に徹底する
ビジョンを考える、そこから逆算する。
ニトリでも、そうのように考えて行動しているということです。
その際に、「観察、分析、判断」し、必要なことを行い、継続的に徹底する。
こうできるようにしていく。
特別な方法というわけではなく、王道という感じですね。
常識を疑った先に
「常識を疑った先には、ビジネスチャンスがあるということです。
まずは常識にとらわれないでやってみる。その結果、失敗したとしたら、失敗の原因を追求して次回はそれが発生しないように、前とは異なるやり方を学び、考え、実行に移す。失敗の原因を取り除けばいいだけです。
このサイクルができるのであれば、何回でも挑戦して、そのぶん失敗してもいいと思います。やらないで後悔するより挑戦して後悔するほうが楽しいですし、何より挑戦の数だけ人は必ず成長します。」(p.062)
失敗から学んで、成功できるように挑戦する
常識の先のビジネスチャンス。
そこに挑戦して、仮に失敗しても、そこから学んでうまくできるように挑戦していく。
このサイクルを回していくと、成長できるということです。
このサイクルを回していきたいですよね。
取り入れたいと思ったこと
「目的、道具、動作、手順、期限を明確に伝える」(p.202)
仕事で指示を出すときには、これらを伝えることということです。
これらが伝わっていないと、何をいつまでにどうしたら良いかなどが分からず、うまくできないということですね。
伝えたいですよね。
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職場の問題。いろいろありますよね。共通しているものもあるでしょう。
本書では、そんな職場の問題を「地図」としてまとめられています。
職場の問題を解決したい方が読まれると参考になると思います。
『ニトリの働き方』似鳥昭雄
ニトリでは、どのようなことを考えて、働いているのか。
こういったことがまとめられています。
このような方法をすべて取り入れられないにしても、個人からでも変わっていくと、結果などが少しずつ変わっていくと思います。
おすすめ度
★★★★☆
ニトリの働き方がまとめられています。
参考にして、自分の働き方を改善したいという方が読まれると良いですね。
わたしも、参考にして改善したいと思います。
おすすめしたい方
人事担当者。
ビジネスパーソン。
今日の読書「ビジネス書をチカラに!」
「観察、分析、判断」し、継続的に徹底する
「観察、分析、判断」し、継続的に徹底していますか?