『売らずに売る技術 高級ブランドに学ぶ安売りせずに売る秘密』小山田 裕哉
安売りせずに売る
高級ブランドの、売り手側の魅力は、安売りせずに売れるというところがあるでしょう。
本書では、ソーシャルメディア時代の高級ブランドの売る方法などから学べることを書かれています。
ここに注目・言葉・名言
ブランド最大の戦略は「正直」であること
「新しい消費者の価値観に寄り添ったまま、自分たちのブランド・アイデンティティを保ち、しかも自ら語りかけていく。そのための方法は、結局のところ、「正直」であることに尽きると思います。
「誰が言うか」よりも「何を言うか」が問われるソーシャルメディアでは、「評判」が最大の価値になります。そして、その「評判」を支えるのは、「嘘をつかない」コミュニケーションの積み重ねにほかなりません。」
(p.65−66)
ブランド最大の戦略は「正直」であること
正直。
本当のことを言うということでしょう。
まずは、ここから始めてみると良いのかもしれません。
そして、できることなら、誠実にお客様と関係を作っていく。
こうできると、少しずつ、ブランドを構築していけるのではないかと思います。
「わざわざ行く価値」がなければ、ネットに負ける
「私たちがリアル店舗に出かけていくのは、今も昔も、「そこに行けば何かワクワクする体験が待っているのではないか」と期待するからです。そして、店頭でその体験を提供してくれるのは、ひとりひとりの従業員です。それはこれからも変わりません。」(p.280)
リアルとネット
本書では、高級ブランドのネットの活用について紹介されています。
リアル店舗に行く理由は、ネットにないものがあるからでしょう。
そうでなければ、ネットで十分となる。
だから、リアル店舗には、ネットにはないワクワクする体験があると良い。
そして、それを提供するのは、従業員となるということですね。
取り入れたいと思ったこと
正直さに加えて、本物であることが、今大切な価値になっているということです。
本物とは何か。むずかしいところですが、そういうことも考えて、ビジネスをしていくと、顧客にとって、有益な商品、サービスを提供していくということにつながっていくのでしょうね。
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ブランド。どうやって作るか。
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『売らずに売る技術 高級ブランドに学ぶ安売りせずに売る秘密』小山田 裕哉
売らずに売る。売り込まないで、売る、といった感じでしょうか。
高級ブランドがどういうことを考えて、実行しているのかといったことが書かれています。
高級ブランドから学びたい方が読まれると、参考になると思います。
おすすめ度
★★★★☆
高級ブランドの戦略、売れるようにする技術、といったことから
学ぶという一冊です。
ソーシャルメディア時代に、どうやって売っていくか。
こういったことに興味がある方は読んでみてください。
おすすめしたい方
高級ブランドに学びたい方。
経営者。
『売らずに売る技術 高級ブランドに学ぶ安売りせずに売る秘密』小山田 裕哉
今日の「ビジネス書をチカラに!」
ブランド最大の戦略は「正直」であること
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