ブランディングデザインの教科書ということで、ブランディングデザイナーの西澤明洋氏が、ブランドをデザインしていくための方法について書かれています。
『ブランディングデザインの教科書』西澤 明洋
目次
1時間目 ブランディングとは何か?(ブランディングデザイナーという仕事/ブランディングは差異化 ほか)
2時間目 ブランディングデザインの考え方(ブランディングディレクション/デザインディレクション ほか)
3時間目 ブランディングデザインの進め方(フォーカスRPCD/ブランディングプロジェクトの進め方 ほか)
4時間目 ブランディングデザインの実践
『ブランディングデザインの教科書』ここに注目・言葉・名言
「「ブランディングとは、ある商品、サービス、もしくは企業の全体としてのイメージに、ある一定の方向性をつくり出すことで、他者と差異化すること」
またちょっと長いので、ここではもっと端的に
「ブランディング=差異化」
とします。」(p.27)
「ブランディング=差異化」
ブランディングとは、他者との差異化ということだとしています。
ロゴや広告を作って終わりということではないということを言われています。
ブランディングは、伝言ゲーム
「ブランディングの目的は「売る」ではありません。
何かというと「伝える」なのです。
そしてただ「伝える」ではなく、「人から人へ自然に伝わる」のが理想。
つまり「ブランディング≒伝言ゲーム」なのです。」(p.34)
自然に伝わること
また、ブランディングは、伝言ゲームだとも言われていて、伝えること、伝わることが大切ということです。
差異化と伝言ゲームが、ブランディングだということです。
このために、どうすると良いか、ということが、本書では書かれています。
取り入れたいと思ったこと
「フォーカスRPCD」という5つのポイント、プロセスが紹介されています。
(p.110〜)
フォーカス
リサーチ
プラン
コンセプト
デザイン
という5つです。
これらを考えたいと思いました。
あわせて読みたい
『ブランディングの科学 誰も知らないマーケティングの法則11』
バイロン・シャープ
こちらの本は、ブランディングの科学ということで、データから考えられる、ブランディングについての話が書かれています。
これからのブランディングを考えたい方が読まれると、参考になりますね。
最近のブランディングについて知っている方には、そこまで新しい話はないと思いますが、まとめとして読んでも良いと思いますし、知らない方には、こんなことが大切なのかと思える本だと思います。
『ブランディングデザインの教科書』西澤 明洋
おすすめ度
★★★★☆
ブランディングデザインの教科書ということで、
ブランドをデザインする考え方や方法について書かれています。
ブランディングを考えたい方が読まれると、参考になることが
見つかると思います。
おすすめしたい方
ブランディングを考えたい方。
経営者。
今日の読書「ビジネス書をチカラに!」
ブランディングは、差異化と伝言ゲーム
差異化して伝わっていますか?