「だから僕たちは、組織を変えていける」ということで、組織の変え方について書かれています。
これからの社会において、目指したい組織について書かれていて、その目指し方などを説明されています。
『だから僕たちは、組織を変えていける やる気に満ちた「やさしいチーム」のつくりかた』斉藤 徹
目次
1章 時代は変わった。組織はどうか?―僕たちの違和感は、どこからくるのだろう
2章 これからの組織は、「統制」から「自走」へ―僕たちが目指す、理想の組織とリーダー
3章 リーダーは、強がりの仮面をはずそう―安全な対話で、関係の質を変える
4章 チームを動かす、北極星を見つけよう―意味の共有で、思考の質を変える
5章 アメとムチを捨て、好奇心を解き放とう―内発的な動機づけで、行動の質を変える
6章 たったひとりから、影響の輪は広がる―だから僕たちは、組織を変えていける
巻末付録 これから組織を変えていく「スモールイノベーター」のあなたに
『だから僕たちは、組織を変えていける』のここに注目・言葉・名言
「知識社会における、3つの組織モデル
「新しいパラダイムの組織」とはどのようなものか。ここで、第1章で提示した、3つのパラダイムシフトをリマインドしたい。
●デジタルシフト:顧客の幸せを探求し、常に新しい価値を生み出す「学習する組織」
●ソーシャルシフト:社会の幸せを探求し、持続可能な繁栄をわかちあう「共感する組織」
●ライフシフト: 社員の幸せを探求し、多様な人が自走して協働する「自走する組織」
参考まで、この新しい3つの組織像は43ページで紹介した「21世紀への 「提言」を実現する施策として、明確に対応させることができる。
・学習する組織:③ 再生を促す、 ⑥発想を変える
・共感する組織:① 志を改める、⑤調和を追求する
・自走する組織:②能力を解き放つ、 ④権限を分散させる」(p.48)
僕たちが目指したい、3つの組織
「学習する組織」「共感する組織」「自走する組織」
この3つの組織を目指したいということです。
顧客、社会、写真の幸せを目指すものとのことです。
やはり、幸せを目指す組織が、今後の組織なのでしょうね。
仕事の意味
「仕事の意味を共有することが、社員の働く意識を大いに刺激することは誰でも想像がつくだろう。自分に とっての意味。社会にとっての意味。ふたつの意味は密接に関係している。組織が数字を目指せば、社員も物質的なゴールのために働くようになり、組織が社会的使命を追求すれば、社員もおのずと精神的なゴールを目指すようになる。両者は仕事の動機づけを通じて、深く結びついているのだ。」(p.152)
意味があるから頑張れる
意味がないことをやりたいという人は、あまりいないのではないでしょうか。
そうなると、仕事にも意味を求めるというのはあるでしょう。
だから、その仕事の意味が何なのか。
これがその仕事を行う意欲とつながっているというのはありますよね。
そして、意味は、目的・理由と関係があります。
目的のない仕事に、意味を見出せる人は、なかなかいないでしょう。
仕事の目的を考えることは、仕事の意味を考えることにつながりますね。
『だから僕たちは、組織を変えていける』から取り入れたいと思ったこと
成功循環モデルというものが紹介されていました。(p.251)
関係の質→思考の質→行動の質→結果の質→関係の質・・・
というように循環していくということです。
人間関係を率直に話し合い、信頼関係を作れるようにすることからということです。
回せるようにしたいですね。
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『チームが自然に生まれ変わる 「らしさ」を極めるリーダーシップ』 李 英俊、堀田 創 - ビジネス書をビジネスのチカラに。書評ブログ
こちらの『チームが自然に生まれ変わる』は、人やチームが自然と動くようになるための考え方が書かれています。
このあたりがわかっていて、実現できると、メンバーが自然と動き出すようになると思います。
『だから僕たちは、組織を変えていける やる気に満ちた「やさしいチーム」のつくりかた』
おすすめ度
★★★★☆
これからの時代に、どんな組織を目指すのか。
組織やチームの変え方などについて書かれています。
チームを変えていきたい方が読まれると、参考になることが見つかると思います。
おすすめしたい方
人事担当者。
経営者。
今日の読書「ビジネス書をチカラに!」
●デジタルシフト:顧客の幸せを探求し、常に新しい価値を生み出す「学習する組織」
●ソーシャルシフト:社会の幸せを探求し、持続可能な繁栄をわかちあう「共感する組織」
●ライフシフト: 社員の幸せを探求し、多様な人が自走して協働する「自走する組織」
3つの組織を目指していますか?