『埼玉化する日本』中沢明子
埼玉などのショッピングモールについて
埼玉などのショッピングモールなどについて書かれています。
消費の変化などに興味がある方に参考になると思います。
▼ ここに注目 ▼
「地元の小さな商店街でお肉や野菜やベストセラー本を買い、週末はショッピングモールで小さな贅沢を楽しみ、月に一度くらいは高感度消費志向が満たされるキラキラしたお店や場所に出かける。
こんなふうに消費の感度やレベルを、誰もがどこに住んでいても自在にコントロールして選べるようになることが、内需を掘り起こしていかなければならない、これからの成熟した日本の消費生活の目指すべき道だと私は考えている。」(p.047)
消費をコントロール
地元で手軽にショッピングができ、ちょっとした贅沢はショッピングモールで。
そして、月に一度は流行りのお店で。
こういうことができると、消費の幅ができるということなのだろうと思います。
ちょっといい、ちょうどいい
「私はこの原稿を書くためにエチカの店舗を確認しようと、初めてエチカの公式サイトを詳しく見た。まさか「“ちょっといい、ちょうどいい、地下の街”をキャッチフレーズに」書いてあったとは。」(p.108)
少しいいものを、ちょうどよく
贅沢三昧ということではなく、少しいいものを、ちょうどいい感じで、消費できる。
そういうことを求めている人が増えているのではないか。
本書では、そのようなことが書かれています。
そして、地下街の「エチカ」では、まさに「ちょっといい、ちょうどいい」がキャッチフレーズになっているということです。
▼思ったこと
メガモールなどという巨大なショッピングモールができて、消費が変わってきているというのがあるのでしょう。
これが、「埼玉化」なのかわかりませんが、「ちょっといい、ちょうどいい」を求めている日本人が増えているのかもしれません。
そんな変化を知るのに、本書を読んでみると、興味深いと思いました。
埼玉化する日本
埼玉のショッピングモールなどの消費について書かれています。
消費の変化に興味がある方が読まれると、参考になると思います。
日本人の消費の変化の一端を知ることができます。
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『依存症ビジネス――「廃人」製造社会の真実』デイミアン・トンプソン
▼ おすすめ度 ▼
★★★★☆
▼ おすすめしたい方 ▼
消費の変化に興味がある方。
ビジネスパーソン。
★『埼玉化する日本』中沢明子
★【今日の「本をチカラに!」】
ちょっといい、ちょうどいい
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