『プラクティカル・ドラッカー 英知を行動にかえる40項』ウィリアム・A・コーエン
本の目次
序文――リック・ワルツマン(クレアモント大学院大学ドラッカー研究所所長)
はじめに
PART 1 PEOPLE 人々
PART 2 MANAGEMENT マネジメント
PART 3 MARKETING & INNOVATION マーケティング&イノベーション
PART 4 ORGANIZATION 組織
ドラッカーを実行する
本書は、ドラッカーの英知、知恵をまとめられている一冊です。
そして、そこから、どうやって実践していくのかということが書かれています。
自分を成長させるために実践すべき三つの原則
「自分を成長させるためには、ドラッカーが唱えた三つの原則を頭に入れて行動すべきだ。
一、失敗は誰でもする。大事なのは、やり続けることだ。
二、ボランティアをせよ、過ちを犯せ、そして学べ。
三、学び続けよ。」(p.57)
行動して、学び続ける
行動し続ける。そして、学び続ける。
結果を良くするために、改善していく。
こういうことですよね。
行動し、学び続ける。こういうことなのですが、続けるというのが難しいところかもしれませんね。
一時的に、行動したり、学ぶことはあるでしょうけれど、それを継続していくのは、楽ではないですから。
たゆまず、行動して学びたいですね。
売り手の自己満足に陥ってはならない
「ドラッカーによれば、品質とは、売り手が製品やサービスになにを盛り込むかではない。買い手が製品やサービスからなにを得るかだ。買い手が金を払ってもいいと思う要素、それが品質だというのである。顧客が欲しがるのは、自分にとって役に立ち、価値のある製品やサービスだけだ。製品やサービスの価値はあくまでも買い手が判断する。」(p.143)
買い手が、商品の価値を決める
商品の価値は、買い手が決める。というのは、そうなのですが、頭ではわかっていても、売り手になると、こういうのは忘れてしまったり、わからなかったりしますね。
もっと言うと、買い手が価値あると思うものがわかって、それを提供できれば、売れますよね。
買い手が価値あると思うものがわからないから、売れないんですよね。
わかれば、それを提供すればいいですから。
だからむずかしいわけですけれど、買い手が価値があると思うものを探す、考える、調べる。こういったことをすると良いのでしょうね。
取り入れたいと思ったこと
ドラッカーが考える未来を創造するために必要な4つのこと。
1、「窓の外」を見て、世界を観察する。
2、社会と経済全般について、そしてみずからの組織について、問いを投げかける。
3、すでに起きた大きな出来事の結果として、未来になにが起きそうかを考える。
4、その結論を前提に、望ましい未来を創造するための計画を立案し、実行に移す。
世界を観察して、大きなことを見つけて、どうすると良いかを考えるということですね。取り入れたいと思います。
あわせて読みたい
『自分を成長させる極意———ハーバード・ビジネス・レビューベスト10選』
ピーター・F・ドラッカー,クレイトン・M・クリステンセン,
ハーバード・ビジネス・レビュー編集部

自分を成長させる極意―――ハーバード・ビジネス・レビューベスト10選
- 作者: ピーター・F・ドラッカー,クレイトン・M・クリステンセン,ハーバード・ビジネス・レビュー編集部,DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー編集部
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2016/01/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
こちらは、自分を成長させる極意がまとめられています。
HBRに書かれたものの中から、自己成長に関係していることをまとめたものですね。
あわせて読むと、ドラッカー氏の言っていることがより一層理解できると思います。
『プラクティカル・ドラッカー 英知を行動にかえる40項』ウィリアム・A・コーエン
ドラッカーの考えを、実行するにはどうすると良いのか。
どういうことを実践、実行すると良いか。
『プラクティカル・ドラッカー』ということで、こういうことが書かれています。
わかっても、実行できないというのはあるかもしれません。ポイントを理解すると実行しやすいでしょう。
実行したい方は、読んでみてください。
おすすめ度
★★★★☆
ドラッカーの英知を実行する。そのためのポイントなどが書かれています。
ドラッカーを知って終わらせないで、実行するために、参考になる一冊です。
知るだけで終わらせたくない方は、読んでみてください。
おすすめしたい方
ドラッカーの英知を実行したい方。
経営者、ビジネスパーソン
『プラクティカル・ドラッカー 英知を行動にかえる40項』ウィリアム・A・コーエン
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