『問題解決大全――ビジネスや人生のハードルを乗り越える37のツール』読書猿
『問題解決大全』の目次
まえがき――問題解決を学ぶことは意志の力を学ぶこと
本書の構成について
第I部 リニアな問題解決
第1 章 問題の認知
第2 章 解決案の探求
第3 章 解決策の実行
第4 章 結果の吟味
第II部 サーキュラーな問題解決
第5 章 問題の認知
第6 章 解決案の探求
第7 章 解決策の実行
問題解決史年表
索引
問題解決大全
問題解決大全ということで、問題解決の方法、ツールが紹介されています。
サブタイトルにあるように、37のツールが紹介されているはずです。
ということで、本書で紹介されている問題解決の方法を、いくつか紹介します。
ここに注目・言葉・名言
「思考実験としての100年ルール
もし100年後から(あるいは妖怪の目で)目下の問題を眺めたら、どのように見えるだろうか、と考えることは、一種の思考実験と見なすことができる。」
(p.030)
問題解決大全:思考実験としての100年ルール
問題を、客観的というか、離れて見たいときに、このルール、方法は有効だろうと思います。
100年後から考えたら、たいていのことは、大したことではないということになるかもしれませんが、100年後の技術や考え方であったら、どうやって解決することができるのか、と考えてみる。
そこから、現在の問題解決への糸口、ヒントを見つけることができるかもしれません。
おばあちゃんの知恵ではないですが、長く生きていると、問題の解決策をたくさん知っているということはあります。
孫の問題を簡単に解いてしまうおばあさんのように、100年後から考えてみるというのは、問題解決の方法としてあるでしょう。
問題解決大全:因果ループに介入する
「因果ループに介入する
因果ループ図は問題分析の手法だが、悪循環を含む問題に対する介入を示唆するものである。」(p.339)
因果のループをどうにかする
原因と結果の、循環に介入して、結果を変えるようにする。
朝寝坊をやめるために、夜更かしをやめる。
単純なことだと、こういったことをすることで、問題を解決するということですね。
原因にどうにか働きかけて、結果を変えられるようにしていく。
問題の基本的な解決策で、おそらくかなり有効というか、重要な方法ですね。
『問題解決大全』から取り入れたいと思ったこと
「問題解決のタイムライン」(p.255)というものが紹介されていました。
問題解決の際のステップを考えるために、自分の進捗状況を記録していくという方法です。
実際に問題を解決しようとするときの記録もですが、あとで、振り返って変えてみようとする際にも見てみると良いと思いました。
ということで、「問題解決のタイムライン」を記録したいですね。
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★『最高の答えがひらめく、12の思考ツール』イアン・アトキンソン

最高の答えがひらめく、12の思考ツール ―問題解決のためのクリエイティブ思考
- 作者: イアン・アトキンソン,笹山裕子
- 出版社/メーカー: ビー・エヌ・エヌ新社
- 発売日: 2015/06/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
【発想】『最高の答えがひらめく、12の思考ツール』イアン・アトキンソン - ビジネス書をビジネスのチカラに
発想法を知っているのと、いないのでは、やはり発想が変わってきますよね。
そういう意味では、本書の発想法などを知っておくのは良いでしょう。
いきなり考えるよりは、質の高いアイデアが思い浮かぶのではないでしょうか。
ということで、発想法を知りたい方は、こちらも読んでみてください。
『問題解決大全――ビジネスや人生のハードルを乗り越える37のツール』読書猿
問題解決大全ということで、問題解決のツールが37個紹介されています。
まとめて知ることができるのが良いですね。
問題解決の方法などを知りたい方が読まれると参考になると思います。
おすすめ度
★★★★☆
問題解決の方法がまとめられています。
たくさん知ることができるのが良いと思いました。
問題解決の方法を、たくさん知りたい方が読まれると参考になると思います。
おすすめしたい方
問題解決の方法を知りたい方。
ビジネスパーソン。
『問題解決大全――ビジネスや人生のハードルを乗り越える37のツール』読書猿
今日の読書「ビジネス書をチカラに!」
因果ループに介入する
因果ループに介入していますか?