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『仕事ができる人になる 図解の技術 大全』久恒 啓一


図解の技術 大全ということで、図解の技術についてまとめられています

図解ができると、理解しやすくなったり、伝わりやすくなったりしますね。

そんな図解の技術について説明されています。

『仕事ができる人になる 図解の技術 大全』久恒 啓一

『仕事ができる人になる 図解の技術 大全』久恒 啓一

『仕事ができる人になる 図解の技術 大全』久恒 啓一

目次

序章 図解コミュニケーションとは何か
第1章 「図解」で何ができるのか
第2章 あらゆることを図解する技術
第3章 図解で「よむ・かんがえる・かく」技術
第4章 図で「問題解決」をする技術
第5章 ライフデザインを図で考える


『図解の技術 大全』のここに注目・言葉・名言

「図解はひと目で理解できる

文章コミュニケーションでは、文字面を真剣に追わないと中身を理解できないところがあります。目に入ってくる文字や言葉や文章を脳のなかで意識的に処理して初めて理解が可能だからです。
一方、図解はひと目で全体像を把握でき、そしてもう一度論理回路を働かせ図解を読み下す作業を行うことになり、いわば二重に記憶に刻み込まれていくため、理解が速く、そして深いのです。
文章は、こちらが考えた道筋にしたがって相手を「説得」しようとするところがあります。自分の考えを押しつけようとしているようにとられがちであり、相手から反発されることがあります。
一方、図解によるコミュニケーションは、自分が関心のある部分や問題意識から見始めることが可能であり、参加意識が高く、自然に「納得」する利点があります。
また、文章は前後の文脈で情報を伝えるのに対し、図解は情報を上下左右を使って表現できるため、情報量が圧倒的に多いという特徴があります。」
(p.33)

図解はひと目で理解できる

やはり図解は、理解しやすいですね。

ビジュアルでわかるところが大きいのでしょう。

ただ、闇雲に作っても、わかりやすいかというとどうでしょうか。

図解にも技術がありますね。

みんなに伝わる図解とは?

「みんなに伝わる図解とは?

読み手の視線の流れを考えよう
項目を配置する際には、読み手の視線を意識することが重要です。前項で紹介した「中央から周囲へ」という配置も、「周囲から中央へ」という配置も、読み手の視線を意識しています。
そのほか、人がものを見るときには、「上から下へ」「左から右へ」と視線を動かしていく習性もあります。
どのパターンを選ぶかは自由です。それでも、シンプルにプロセスを明示したいときには「左→右」、仕事内容を明確にして指示体系を作りたいときには「上↓下」を使って配置する、といった方法が比較的ポピュラーだといえるでしょう。」
(p.124)

読み手の視線の流れを考える

伝わりやすい図解というものがあります。

1つには、視線の流れを考えるということです。

「上から下へ」「左から右へ」と視線を動かしていくというのが多いです。

なので、ここをまずは考えて、図解すると良いということです。

取り入れたいと思ったこと

「必要なものだけを図解する
私たちが毎日取り組んでいる「仕事」とは何でしょうか。
私は単純に「仕事とは問題解決である」と考えています。目の前に現場があり、その現場には大小さまざまな問題が、ただコロンと横たわっている。それを人の助けを借りたり、チームで力を合わせて解いていく。それが仕事というものでしょう。
現場の問題を素早く、かつ高いレベルで解決できる人のことを「仕事ができる人」というわけです。つまり問題解決能力さえあれば、どのような部署でも貴重な人材として輝くことができるのです。
「高いレベルで解決する」とは、その解決策が長い間、効果的に働くということです。そのためには表面的な短期の解決ではなく、本質的な、あるいは抜本的な解決、つまり長期にわたって次の問題が噴出しないような解決策を構築するよう力を尽くさなければなりません。

これには「図解」がとても有効です。そして、問題の全体像をできるだけわかりやすく見せるためには、前項で述べた「見晴らしのよい図解」を作ることが大切です。「問題の構造と関係が一度に視界に入ってくる図解」「瞬時に全体が見えて、瞬時に部分と部分の関係がわかる図解」、これが見晴らしのよい図解です。問題の構造と関係が瞬時にわかるようにするため、重要な要素を落とさないようにすることはもちろんですが、必要のないものは図中に入れないようにすることも大切です。よけいなものが入っていると、見晴らしが悪くなるからです。」
(p.259-260)

なるべく必要なものだけ図解したいですね。

重要なことを図解すると良いのかなと思います。

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こちらは、ビジネスのフレームワークを55個紹介されています。
まとめて知ることができるので便利です。
フレームワークをビジネスなどに活用したい方が読まれると、参考になると思いますし、活用したいですね。

『仕事ができる人になる 図解の技術 大全』

おすすめ度

★★★★☆

図解の技術大全ということで、図解できるようになるための技術をまとめています。
図解ができるようになりたい人が読むと、参考になるはずです。

おすすめしたい方

図解できるようになりたい方。
ビジネスパーソン。

今日の読書「ビジネス書をチカラに!」

読み手の視線の流れを考える

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