『「水」のように生きる』植西 聰
本の目次
第1章 流れにまかせて生きる
第2章 柔軟に生きる
第3章 素直に生きる
第4章 恵みを与えて生きる
第5章 謙虚に生きる
第6章 かたよらずに生きる
第7章 あふれないように生きる
第8章 流れて、流して生きる
第9章 清らかに生きる
生き方を考えてみる
自分の生き方。
どうやって生きるか。普段生活していると、あまり考えないことかもしれません。
本書では、水のように生きるということで、水から生き方を学ぶということについて、書かれています。
ここに注目・言葉・名言
「心に余裕がなくなると、人を思いやる気持ちを失う
自分のことで一杯一杯になって、心に余裕がなくなってしまうと、人を思いやる気持ちが持てなくなります。
忙しい仕事、プレッシャー、個人的な悩み事などが重圧としてのしかかってくるに従って、人は自分のことで一杯一杯になってしまいます。」(p.164)
心の余裕
心の余裕がなくなると、たしかに、できることが減るというか、行動が制限される感じはありますね。
そのひとつとして、人を思いやる気持ちはなくなってしまうかもしれません。
その大きな原因は、時間がないことなのではないでしょうか。
変な話ですが、時間があれば、どういうこともそのうち解決できるというか、なんとかなるというところはありますよね。
逆に、短時間でいろいろなことを行おうとすると、余裕がなくなる。
時間を作ることは、心などの余裕を作ることになるだろうと思います。
仏教の覚悟とは?
「仏教に「覚悟」という言葉があります。
この言葉は、一般的には、「将来の困難を予想して、それを受け入れる心構えを持つ」という意味として理解されていると思います。
しかし、仏教で言う「覚悟」は、意味が違います。
「覚」には、「真理に目覚める」という意味があります。「悟」は、「真理を悟る」ということです。「覚」も「悟」も、「真理を理解する」という意味ですが、では、その真理とは何でしょうか。
仏教の「真理」には、もちろんいろいろな解釈の仕方があるのですが、その意味の一つに、「人間は、生かされている」という考え方があります。」(p.68)
覚悟とは、真理を悟ること
仏教では、覚悟とは、真理を悟ることだそうです。
そして、人間は生かされているということが、真理ということです。
そう考えると、生かされていることに感謝することが、大切ということになってきそうですし、本書でもそう書かれています。
一般的な意味とは違っていますが、真理を悟るということは、こういうことなのかもしれません。
取り入れたいと思ったこと
争わないこと。
この大切さも書かれていました。水は、あまり争うイメージがないですよね。
そういった感じです。
争わないで、協力できると良いですよね。
あわせて読みたい
『戦わない生き方』横山 信治
戦わない生き方ということで、こちらは、人と戦わない生き方が紹介されています。
人と戦わずにどうやって生きるか。
そんなことを考えたい方は、こちらも合わせて読んでみてください。
『「水」のように生きる』植西 聰
どう生きるか。
生き方を考えるというのは、ときにはあって良いと思います。
そういう意味では、水から学ぶというのもありでしょう。
ということで、生き方を考えたい方は、読んでみてください。
おすすめ度
★★★★☆
水から学ぶ生き方。
そんなことが書かれた一冊です。
生き方を考えたい方が読まれると、参考になると思います。
おすすめしたい方
水から生き方を考えたい方。
ビジネスパーソン。
『「水」のように生きる』植西 聰
今日の「ビジネス書をチカラに!」
心の余裕をつくる
心の余裕がありますか?