『リーン・スタートアップを駆使する企業』
トレヴァー・オーエンズ,オービー・フェルナンデス
リーン・スタートアップを企業が駆使するには?
リーン・スタートアップ。
スタートアップや起業の話です。
このリーン・スタートアップを、企業が新規事業を見つける方法として使うには、ということが本書のテーマです。
▼ ここに注目・言葉・名言 ▼
イノベーションを支配する原則
「1 市場の変化は予測不可能である。
2 小さなチームが価値を創る
3 新しい市場は勝者が独り占めする
4 スピードが唯一の競争力である
5 成功には多くの失敗がつきものである」(p.063-064)
イノベーションを支配する5つの原則
現在のイノベーションには、こういった原則があるということです。
このため、リーン・スタートアップを活用することで、既存の企業もイノベー
ションを起こしやすくなる。
こういうことがあるということです。
リーン・スタートアップの実験・検証で必要なこと
「実験・検証のステップは、リーン・スタートアップの核心である。実験を効果的に実施するには、4つの要件に留意しなければならない。それは(1)仮説、(2)仮説の前提条件のうち最も実現しそうにない(つまり最も不確実でリスクの高い)前提条件、(3)実験方法、(4)成功の評価基準である。」
(p.176)
実験・検証の4つの要件
リーン・スタートアップで、実験・検証を効果的に行うには、上の4つが必要ということです。
成功の評価基準を決めておく。
これはまずありますよね。
そして、最も不確実な部分がどこかを、ある程度理解しておく。
ここを避けられるようにするためなどだそうです。
いずれにしても、検証をするというのが、リーン・スタートアップでは大切ですね。
▼取り入れたいと思ったこと
どこに「投資する」か。哲学が大切ということです。
何を大切にするかということですね。ここを決める。
そうすると、どんな事業になるかが、自分たちも、そして対外的にもわかりやすくなる。
「哲学」、わかりやすくしたいものですね。
▼ あわせて読みたい ▼
『リーン・スタートアップ ―ムダのない起業プロセスでイノベーション
を生みだす』エリック・リース(著)
リーンスタートアップ:言うは易く行うは難し この『リーンスタートアップ』は、少し分厚い本ですが、言われていることは、そうむずかしいことではないと思います。 ただですね、言うのは簡単ですが、実際に行うのは簡単かというと、それはまた別の問題のような気がします。
リーンスタートアップ:構築ー計測ー学習【書評・感想】 - ビジョンミッション成長ブログ
リーン・スタートアップを駆使する企業
リーン・スタートアップを、新規事業を生み出すために使う。
そういう方法や、実際にリーン・スタートアップを駆使している企業の担当者へのインタビューが紹介されています。
リーン・スタートアップを活かしていく。
そういう方法がわかりますね。
▼ おすすめ度 ▼
★★★★☆
リーン・スタートアップは、起業の方法です。
それを、既存の企業が、新規事業を生み出すために使う。
その考え方や方法が紹介されています。
リーン・スタートアップで新規事業を生み出したい方が読まれると、参考になると思います。
▼ おすすめしたい方 ▼
リーン・スタートアップを取り入れたい方。
ビジネスパーソン。
★『リーン・スタートアップを駆使する企業』
トレヴァー・オーエンズ,オービー・フェルナンデス
★【今日の「ビジネス書をチカラに!」】
実験・検証で必要なことは、成功の基準など
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