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人類の歴史から幸福を考える『サピエンス全史(上)(下)文明の構造と人類の幸福』ユヴァル・ノア・ハラリ


人類の歴史を知る。そこから、わかることもあるでしょう。

果たして、どんなことがわかるのでしょうか? 

『サピエンス全史(上)(下)文明の構造と人類の幸福』
 ユヴァル・ノア・ハラリ

 

 

本の目次 

【目次】
歴史年表
第1部 認知革命
第1章 唯一生き延びた人類種
第2章 虚構が協力を可能にした
第3章 狩猟採集民の豊かな暮らし
第4章 史上最も危険な種
第2部 農業革命
第5章 農耕がもたらした繁栄と悲劇
第6章 神話による社会の拡大
第7章 書記体系の発明
第8章 想像上のヒエラルキーと差別
第3部 人類の統一
第9章 統一へ向かう世界
第10章 最強の征服者、貨幣
第11章 グローバル化を進める帝国のビジョン
第12章 宗教という超人間的秩序
第13章 歴史の必然と謎めいた選択
第4部 科学革命
第14章 無知の発見と近代科学の成立
第15章 科学と帝国の融合
第16章 拡大するパイという資本主義のマジック
第17章 産業の推進力
第18章 国家と市場経済がもたらした世界平和
第19章 文明は人間を幸福にしたのか
第20章 超ホモ・サピエンスの時代へ  

人類の歴史

「サピエンス全史」ということで、人類の歴史について書かれています。

ホモ・サピエンスの歴史ということで、それらを一つの本で書ききるのはむずかしいことと思いますが、農業革命や科学革命などトピックを選んで、まとめられています。

人類、ホモ・サピエンスの歴史の全体をざっと知るのに良い本ですね。

虚構が協力を可能にした

「ホモ・サピエンスはどうやってこの重大な限界を乗り越え、何万もの住民から成る都市や、何億もの民を支配する帝国を最終的に築いたのだろう?その秘密はおそらく、虚構の登場にある。厖大な数の見知らぬ人どうしも、共通の神話を信じることによって、首尾よく協力できるのだ。」(上巻・p.43)

虚構、ストーリーが、多数の人間の協力を可能にした

人間は、数が増えると、協力するのがむずかしくなっていくというのがありますね。

そんな人数の限界があるわけですが、この限界をどうやって乗り越えたのか。

その一つには、「虚構」ストーリーやイデオロギーなどが関わっているだろうということです。
こういったものを共有することで、協力が可能になるということですね。

確かに、こういう面があるのだろうと思います。そして、ビジネスで言えば、目標やビジョンといったものを共有できるかどうかが、協力できるかどうかに関わってくるのでしょうね。

歴史は統一に向かって進み続ける

「人類の歴史はたえず変化している。この変化は完全にランダムなのか、それとも、何かしら全体的なパターンを伴うのか?言い換えると、歴史には方向性があるのか?
 答えは、あるだ。」(上巻・p.206)

「鳥の視点の代わりに、宇宙を飛ぶスパイ衛星の視点を採用したほうがいい。この視点からなら、数百年ではなく数千年が見渡せる。そのような視点に立てば、歴史は統一に向かって執拗に進み続けていることが歴然とする。」

長い時間から見ると

長い時間、数千年単位で見ると、歴史は統一に向かって進んでいるのがわかるということです。

そうなのでしょうね。

多様性が大切と言ったりしますが、歴史の方向は、統一なのでしょう。

これが良いことかどうかは置いておくとしても、そういう方向が見て取れるというのは、長い歴史を見るとありそうです。
「混沌」から「秩序」というか「単一」とまでは行かないにしても、似ている状態になって行っているとは言えそうですね。

文明と幸福

「この生化学に基づく主張を何よりもうまく捉えているのが、ニューエイジのよく知られたスローガン「幸せは身の内より発する」だ。お金や社会的地位、美容整形、壮麗な邸宅、権力の座などはどれも、あなたを幸せにすることはできない。永続する幸福感は、セロトニンやドーパミン、オキシトシンからのみ生じるのだ。」(下巻・p.231)

文明は人間を幸福にしたか?

幸せを感じるのは、人間の心でしょう。

そういう意味では、幸福感は、自分の中で起こるものです。だから、脳内の物質が大切ということになりますね。

とは言え、外部がどうであるかにも影響は受けます。

ですから、環境がどうであるか、お金があるかないかにも、幸福は左右されるでしょう。
幸福には、環境と内面の両方が必要で、そういう意味で、文明は人間を幸福にしているところはあると言えますね。どちらかではなくて、両方を見ることで、わかってくることがありますね。

思ったこと

本書は、サピエンス全史ということで、人類の歴史を俯瞰しています。

こうやって俯瞰して見てみると、わかってくることがありますね。

統一に向かっていることや文明と幸福の関係などもわかります。歴史を知ることの意味は、こういったところにあるのでしょうね。

方向性や関係性がわかれば、どうしたら良いかもわかってくるでしょうから。

あわせて読みたい

『大脱出——健康、お金、格差の起原』アンガス・ディートン

大脱出――健康、お金、格差の起原

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  • 作者: アンガス・ディートン
  • 出版社/メーカー: みすず書房
  • 発売日: 2015/11/20
  • メディア: Kindle版
 

www.biztikara.com

こちらの本は、健康やお金、格差といったところから、人間の歴史について書かれています。

合わせて読むと、一層、理解が深まるはずです。こちらも読んでみてください。

『サピエンス全史(上)(下)文明の構造と人類の幸福』ユヴァル・ノア・ハラリ

 

人類の歴史から、どのような方向に進んでいるのか、文明と幸福の関係は
どうなのか。
こういったことがわかります。

ホモ・サピエンスの歴史を概観したい方は読んでみてください。

人類や歴史の方向性などがわかるはずです。

おすすめ度

  ★★★★☆(★4.3)

 サピエンス全史ということで、人類の歴史を俯瞰的にテーマに分けて、書かれています。
 人類の歴史を全体的に見たい方が読まれると、興味深く読むことができるはずです。
 そして、これからの人類の方向なども考えられると思いますので、読んでみてください。

おすすめしたい方

人類の歴史に興味がある方。
方向性を考えたい方。

『サピエンス全史(上)(下)文明の構造と人類の幸福』ユヴァル・ノア・ハラリ 

今日の読書「ビジネス書をチカラに!」

歴史は統一に向かって進み続ける

今後の方向性を知る

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