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『ハーバードの人生が変わる東洋哲学─悩めるエリートを熱狂させた超人気講義』


『ハーバードの人生が変わる東洋哲学──悩めるエリートを熱狂させた超人気講義』

マイケル・ピュエット,クリスティーン・グロス=ロー

ハーバードの人生が変わる東洋哲学──悩めるエリートを熱狂させた超人気講義 (ハヤカワ・ノンフィクション)

ハーバードの人生が変わる東洋哲学──悩めるエリートを熱狂させた超人気講義 (ハヤカワ・ノンフィクション)

  • 作者: マイケル・ピュエット,クリスティーン・グロス=ロー,熊谷淳子
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2016/04/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

本の目次

1 伝統から“解放された"時代
2 世界じゅうで哲学が生まれた時代
3 毎日少しずつ自分を変える―孔子と“礼"“仁"
4 心を耕して決断力を高める―孟子と“命"
5 強くなるために弱くなる―老子と“道"
6 まわりを引きつける人になる―『内業』と“精"“気"“神"
7 「自分中心」から脱却する―荘子と“物化"
8 「あるがまま」がよいとはかぎらない―荀子と“ことわり"
9 世界じゅうの思想が息を吹き返す時代 

 

ハーバードの人気講義

ハーバード大学で人気の講座の、東洋哲学について書かれています。

孔子、孟子、老子、荘子、荀子についてまとめられています。

ハーバード大学でも、こういうことが教えられているのですね。日本人には、身近な考え方かもしれません。一方で、西洋ではこういう考え方はしないのかもしれませんね。

そういう意味で、熱狂させた人気の講義なのでしょう。

あまり孔子などを知らない方が、『ハーバードの人生が変わる東洋哲学』を読んでみると良いと思います。

ここに注目・言葉・名言

「いくら自分探しをしたところで、単一の真の自己などというものは存在しない。自分自身の内にも、ほかの人の内にもない。心理学者であり哲学者であったウィリアム・ジェームズ(1842~1910)はかつて、“人は自分を知る人の数と同じだけの社会的自己をもつ”と書いた。驚くほど孔子的な意見だ。」
(p.66)

単一の真の自己などはない

自分を探しても、真の自分というのはいないということです。

というか、全部、真の自分なんですよね。

自分探しというか、やりたいこと探しなのではないでしょうか。

自分は、すべて自分なので、やりたいことを見つけて、それをやっていく。

その中で、より良い自分になっていく。

こういうほうが、建設的かもしれませんね。

最大限に生きる

「荘子は、死が心待ちにすべきものだとも、急ぐべきものだとも言っていない。
むしろ、人生は最大限に生き、まっとうすべきものだ。また、荘子は妻が死んだとき悲嘆にくれなかったとも言っていない。悲しみはおのずからやってきた。わたしたちが人を亡くして悲しむのは、その人を愛していて、いなくなるとさびしいからだ。」(p.197)

生と死

生と死をどう考えるか。

哲学の問題でもありますし、実際に生きることの問題でもあるでしょう。

自然に、最大限に生きる。

こういうことなのでしょうね。

そのためにどうするか、これを考えて、実際に生きていくということなのでしょうね。

取り入れたいと思ったこと

「ありのままの自分」よりも、「自分をよりよく作っていく」。

こういうことの大切さが書かれています。

これは、そちらのほうがわたしは良いと思いました。


ということで、自分をより良くしていきたいですね。

あわせて読みたい

『いま哲学に何ができるのか?』ガリー・ガッティング

いま哲学に何ができるのか?

いま哲学に何ができるのか?

  • 作者: ガリー・ガッティング,外山次郎
  • 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 発売日: 2016/08/11
  • メディア: 単行本
 

www.biztikara.com

 こちらは、哲学についてですね。西洋哲学が中心ですが、哲学、考えることとはどういうことなのかということもわかってくると思います。

ということで、こちらも合わせて読んでみてください。

『ハーバードの人生が変わる東洋哲学』マイケル・ピュエット,クリスティーン・グロス=ロー

『ハーバードの人生が変わる東洋哲学』ということで、ハーバード大学で人気の東洋哲学の講座について書かれています。

西洋の人たちにとっては、こういうことはあまり身近ではないのでしょうね。

日本人だと、こういう考え方は、比較的わかりやすいかもしれません。

しかし、知らない人は知らないことでもありますね。

ということで、知りたい方は読んでみると良いですね。

おすすめ度

  ★★★★☆

東洋哲学ということで、孔子や荘子などについて書かれています。
比較的わかりうやすいですね。
孔子や荘子、儒教などを知りたい方が読まれると、参考になると思います。

おすすめしたい方

東洋哲学を学びたい方。
ビジネスパーソン。

『ハーバードの人生が変わる東洋哲学──悩めるエリートを熱狂させた超人気講義』マイケル・ピュエット,クリスティーン・グロス=ロー

ハーバードの人生が変わる東洋哲学──悩めるエリートを熱狂させた超人気講義 (ハヤカワ・ノンフィクション)

ハーバードの人生が変わる東洋哲学──悩めるエリートを熱狂させた超人気講義 (ハヤカワ・ノンフィクション)

  • 作者: マイケル・ピュエット,クリスティーン・グロス=ロー,熊谷淳子
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2016/04/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

今日の「ビジネス書をチカラに!」

単一の真の自己などはない

ありのままの自分を探していますか?