『信頼学の教室』中谷内 一也
信頼学
信頼、大切ですよね。
信頼がなければ、協力することはむずかしいでしょう。
本書では、信頼について、対話形式で書かれています。
ここに注目・言葉・名言
「一般に、相手をどれくらい信頼できるかは、その相手の“能力”の高さと“人柄”の良好さの評価次第と考えられる。」(p.31)
能力と人柄
人を評価する際には、能力と人柄によるでしょう。あとは、見た目ですかね。
信頼に大きく関係しているのは、能力と人柄ということです。
見た目も、出会って初期の頃は、判断材料になると思いますが、あとは、能力や人柄になっていくのでしょう。
こういうことで、信頼するかしないかを判断しているということですね。
共通する価値を見出す
「もし共通する価値を見い出せなければ、信頼を改善するのはきわめて難しいと思います。極端な例を言うと、民族間の紛争や信仰絡みの紛争は、自分たちが何者なのか、世の中で最も尊いのは何か、という根本的な価値が対立の原因となっています。ですから、共通するより上位の価値を見出すのは難しく、根本的な信頼関係を構築するのも難しいでしょう。それが簡単にできるのなら世の紛争の多くはとっくに解決されているはずです。」
(p.78)
共通する価値を見出すには?
信頼を作るには、共通する価値を見出だせると良いということです。
他には、共通の目標を持てると良いということも書かれていました。
たとえば、共通の「敵」がいると、協力しやすいということです。
対立を解消できるような、目標を共有できると良いのでしょうね。ここをどうするかが、紛争をなくせるポイントになりますね。
取り入れたいと思ったこと
目標を共有できると、信頼が生まれやすい。
こういうことがわかります。
やはり、ここからですよね。目標を共有したいと思います。
ただ、ここもむずかしかったりしますよね。共有できる目標をどう見つけるか。
このあたりが、むずかしいところなのでしょうね。
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『ハーバード×MIT流 世界最強の交渉術』ローレンス・サスキンド
ハーバード×MIT流 世界最強の交渉術---信頼関係を壊さずに最大の成果を得る6原則
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- メディア: 単行本(ソフトカバー)
MITで教鞭をとり、ハーバード・ロースクールの交渉プログラム共同創設者であるローレンス・サスキンド氏の著書です。 交渉術を学びたい方が読まれると、参考になると思います。 読んでみてください。
『ハーバード×MIT流 世界最強の交渉術』ローレンス・サスキンド - ビジネス書をビジネスのチカラに
交渉も、信頼が関係していますよね。
どうやって信頼を得るか、といったことが交渉にも大切です。
信頼を創造していくための考え方が、交渉から学べると思います。
こちらも合わせて読んでみると良いですね。
『信頼学の教室』中谷内 一也
信頼学。
これを、本書では、対話形式で学べるようになっています。
比較的わかりやすいと思いました。
信頼について考えたい方が読まれると良いと思います。
おすすめ度
★★★★☆(★4.3)
信頼学について、対話形式で書かれています。
信頼をどうやって築くか。
こういったことに興味がある方が読まれると、参考になると思います。
おすすめしたい方
信頼について学びたい方。
ビジネスパーソン。
『信頼学の教室』中谷内 一也
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