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【感想】『「課長」から始める 社内政治の教科書』高城幸司


『「課長」から始める 社内政治の教科書』高城幸司

「課長」から始める 社内政治の教科書

「課長」から始める 社内政治の教科書

  • 作者: 高城幸司
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2014/10/31
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

「社内政治」

それなりに大きな会社であれば、複雑な「社内政治」があるのではないでしょうか。

小さい会社であっても、人間関係があると、「政治」がありそうですよね。

本書『「課長」から始める 社内政治の教科書』では、そんな社内政治とどう向き合うか、ということについて書かれています。

 

▼ ここに注目 ▼

「社内政治とは、「人間関係のなかで、うまく立ち回ること」だと考えている人もいるかもしれません。
 もちろん、社内の力関係を見極めながら、賢明なアクションを起こしていく必要はあります。しかし、それは「うまく立ち回る」という言葉のニュアンスとはかなり異なるものです。むしろ、浅はかな考えに基づいてうまく立ち回ろうとすれば、かえって社内での立場を悪くしてしまうものです。」(p.34)


うまく立ち回ろうとすると、立場を悪くする

八方美人が、うまくいかない。

そういうことと似ている話でしょう。

そうではなくて、長期的に考えて、動いていく。そういうことの大切さをまずは言われています。

 

私心と大義

「「私心」を捨てる必要はないと思います。
 生半可に捨てたふりをしたところで、それは周りの人にもわかります。
むしろ、「私心」はいきる原動力ですから、強くもっていたほうがいい。
社内政治は闘争でもあります。強い「私心」なくして、土壇場を生き抜くことなどできないでしょう。
 ただし、常に「大義」掲げなければなりません。「会社全体のために」「部門全体のために」という大義を考え尽くす。その「大義」に本気で思い込める。そして、「私心」を「大義」に昇華できたとき、強い影響力が手に入るのです。」(p.68)


私心と大義を持つ

「動機善なりや、私心なかりしか」という稲盛和夫氏の言葉があります。

私心はないなら、ないほうが良いのかもしれません。

しかし、そう簡単に消せるものでもないでしょう。

だから、私心や私利私欲はある。しかし、それだけではなく、「大義」もある。

そういうふうにすると良いのだと、わたしも思っています。


▼取り入れたいと思ったこと

また、上司をクライアントと思う。ということが書かれていました。

これは、部下もそう思っても良いかもしれません。

周りをお客様だと思えば、また違った見方で対応ができるでしょう。

取り入れたいですね。


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  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2010/04/09
  • メディア: 単行本
 

 

「課長」から始める 社内政治の教科書

社内政治はなかなか避けられないものではないでしょうか。

そして、この捉え方で、会社での働き方も変わってくるでしょう。

社内政治の教科書ということで、わかりやすかったです。

社内政治を考えたい方が読まれると、参考になると思います。

読んでみてください。


▼ おすすめ度 ▼

  ★★★★☆(★4.3)

 

▼ おすすめしたい方 ▼

  社内政治を考えたい方。
  課長、役職者。


★『「課長」から始める 社内政治の教科書』高城幸司

「課長」から始める 社内政治の教科書

「課長」から始める 社内政治の教科書

  • 作者: 高城幸司
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2014/10/31
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

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