『自分を成長させる極意―――ハーバード・ビジネス・レビューベスト10選』
ピーター・F・ドラッカー,クレイトン・M・クリステンセン,ハーバード・ビジネス・レビュー編集部

自分を成長させる極意―――ハーバード・ビジネス・レビューベスト10選
- 作者: ピーター・F・ドラッカー,クレイトン・M・クリステンセン,ハーバード・ビジネス・レビュー編集部,DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー編集部
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2016/01/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
目次
■Chapter 1:自分の人生を「成功」に導く――正しい物差しで生き方を管理する
クレイトン・M・クリステンセン
■Chapter 2:自分をマネジメントする――自分の強み、仕事の仕方、価値観を知る
ピーター・F・ドラッカー
■Chapter 3:これで、時間は完全に支配できる――仕事の「サル」を手なずける
ウィリアム・オンキン・ジュニア、ドナルド・L・ワス
■Chapter 4「レジリエンス」を鍛え上げる――強い個人と組織をつくるために最も必要な能力
ダイアン・L・クーツ
■Chapter 5:身体・感情・知性・精神のレベルを底上げする――パフォーマンスを活性化するトリガー
トニー・シュワルツ、キャサリン・マッカーシー
■Chapter 6:「小さな勝利」で自分を変える――全方位的に目標を攻略する
スチュワート・D・フリードマン
■Chapter 7:「膨大な仕事」に飲まれない最良のアプローチ――自分の仕事を取りもどす
スマントラ・ゴシャール、ハイケ・ブルック
■Chapter 8:人の上に立つために最も大切な「4つのこと」――最高のリーダーが力を発揮する秘密は何か?
ロバート・E・クィン
■Chapter 9:自分を成長させ続ける「7つの質問」――ビジネスで定期的に考えるべき最重要の問い
ロバート・S・キャプラン
■Chapter 10:成果を最大化する「プロセス」を実行する――自己認識を変える5つの自己革新ステップ
ダニエル・ゴールマン、リチャード・ボヤツィス、アニー・マッキー
自分を成長させる
自分を成長させるには、どうしたら良いのでしょうか?
ここがわかれば、自分の成長に役立ちますよね。
本書『自分を成長させる極意』では、ハーバード・ビジネス・レビューのベスト10選ということで、自分を成長させる方法が書かれたものを10本、集められています。
どれも簡潔にまとめられていて、自分の成長に参考になる一冊です。
▼ ここに注目・言葉・名言 ▼
「「ビジョン」を語らないと、ついていきようがない」(p.232)
「残念なことに、日々の業務に追われて、そのビジョンを組織に浸透できていないケースがまことに多い。とくに問題なのは、事業を推進するうえで何をすべきなのか、部下たちが理解できるようにビジョンを伝えていないことである。どこに向かっているのか、何が期待されているのかがわからなければ、部下たちはついていきようがない。」(p.232)
「ビジョン」を語らないと、ついていきようがない
これは、リーダーとして、ビジョンを語る重要性を言っています。
たしかに、ビジョンがあっても、共有できていないとしたら、どこに向かっていくのかわかりませんよね。
まとまりがなければ、成長しようがありません。
自分にも言える
そして、これは、リーダーとして言われていることですが、自分個人にも言えることではないでしょうか。
仮に、ビジョンがあっても、ビジョンを忘れたりしていたら、ビジョンを
決めても、あまり意味がありません。
まして、ビジョンがないなら、どこに向かって進むのかもわからない。
自分を成長させたいなら、ビジョンを明確にする。
そして、ビジョンを理解して、日々意識する。仮に自分一人でもこういうことができるようにしたいものですね。
人生を評価する物差し
「自分がどれだけ高い名声を得られたかを気にやむことはない。そうではなく、どれだけ他者がよりよい人間になるよう助けたかを気にするべきである。
私の最後のアドバイスは次のとおりだ。まず人生を評価する物差しについて考えなさい。次に、最後になって自分の人生は成功だったと評価できるように毎日を生きる決意をしなさい。」(p.29)
どれだけ他者を助けたか
これは、『イノベーションのジレンマ』などの著者、クレイトン・クリステンセン氏の言葉です。
多くの人が、自分の人生を生きていて良かったと思いたいと思っていることでしょう。
自分の人生をどのように評価するか。これを考える際には、まず物差しが何かを考えないと、何を大切と思うかわかりません。
だから、まず何が大切かという「物差し」を考える。
そして、その物差しで測って、成功だったと言えるように、毎日を生きる。
ここで言われていることは、こういうことですね。
そして、きっと、そういう毎日が、自分を成長させるのだと思います。
この他にも、自分を成長させる極意が書かれていますが、まずは、ここが重要なポイントになるででしょう。何が大切かがわからなければ、極意を知っても活かしようがないでしょうから。
▼取り入れたいと思ったこと
人間のエネルギーを生み出す源は、身体、感情、知性、精神ということが書かれていました。
自分の体と心、頭、こういったものが、具体的な儀式で活性化できるということです。
エネルギーをうまく使えるように、これらを鍛えておきたいものです。
そして、エネルギーを活用できれば、自分を発揮して、成長しやすくもできるはずですから。
『自分を成長させる極意―――ハーバード・ビジネス・レビューベスト10選』
本書は、『自分を成長させる極意』ということで、ハーバード・ビジネス・レビューに掲載された記事から、10選をまとめられたものです。
自分を成長させるのは、自分でしょう。
その方法がわかっていれば、それをやっていけば良いと思います。
もしわからないなら、こういう先達が書いたものを読んでみるというのはありですよね。
そこから、自分なりに試行錯誤してみると、成長への道を歩んでいけるでしょうから。
▼ あわせて読みたい ▼
『「幸せ」について知っておきたい5つのこと NHK「幸福学」白熱教室』
エリザベス・ダン、ロバート・ビスワス=ディーナー

「幸せ」について知っておきたい5つのこと NHK「幸福学」白熱教室
- 作者: NHK「幸福学」白熱教室制作班,エリザベス・ダン,ロバート・ビスワス=ディーナー
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/中経出版
- 発売日: 2014/12/20
- メディア: 単行本
『読書の方法-自分を成長させる本の読み方』久木田 裕常
▼ おすすめ度 ▼
★★★★☆(★4.3)
ハーバード・ビジネス・レビューベスト10選ということで、自分を成長させる
方法、考え方が紹介されています。
自分を成長させるための考え方や方法がわかります。
自分を成長させたい方は、読んでみてください。
▼ おすすめしたい方 ▼
自分を成長させたい方。
ビジネスパーソン。
★『自分を成長させる極意―――ハーバード・ビジネス・レビューベスト10選』

自分を成長させる極意―――ハーバード・ビジネス・レビューベスト10選
- 作者: ピーター・F・ドラッカー,クレイトン・M・クリステンセン,ハーバード・ビジネス・レビュー編集部,DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー編集部
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2016/01/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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「ビジョン」を語らないと、ついていきようがない
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