『インダストリアル・ビッグデータ-第4次産業革命に向けた製造業の挑戦-』
ジェイ・リー

インダストリアル・ビッグデータ-第4次産業革命に向けた製造業の挑戦-
- 作者: ジェイ・リー
- 出版社/メーカー: 日刊工業新聞社
- 発売日: 2016/03/26
- メディア: 単行本
本の目次
序章 目に見えない世界での産業変革とグローバル競争
第1章 インダストリー4.0のコンセプト―価値の創造
第2章 インダストリアル・ビッグデータによる価値創造
第3章 データ価値創造のための設計と実践技術
第4章 価値創造のビジネス・モデル設計
第5章 ケーススタディ
第6章 競争力に対する新しい戦略的思考
インダストリー4.0
インダストリー4.0などが言われています。
第4次産業革命などと言われたりしますが、本書では、そんな中で、どうやって、製造業が考えると良いのかといったことが書かれています。
ここに注目・言葉・名言
「「フライド・エッグ(目玉焼き)モデル」を用いて、価値創造を実現する製品の設計思想を分析してみる。(図1−6)。製品の提供する価値は、製造そのものだけではなく関連サービスにもある。これはフライド・エッグ(目玉焼き)と似ており、目玉焼きの黄身はどれもさほど変わらない。例えば、テレビの場合はブランドを隠せばどのブランドなのかわかりづらいが、目玉焼きの白身の部分がそれぞれ違う。すなわち製品自体での差別化が難しい場合、ユーザーに提供する関連サービスの差別化が勝負の鍵となる。」(p.32)
フライド・エッグ(目玉焼き)モデル
目玉焼きの、黄身の部分は製品で、白身の部分がサービスなどで、とくに、サービスが差別化の勝負の鍵になるということです。
こういうふうに考えてみるということが、フライド・エッグモデルということです。
こう分けるとたしかにわかりやすいですね。
第4次産業革命の新しい定義(p.34〜36)
6M+6C=インダストリー4.0
目玉焼きの黄身の部分が6M
Material
Machine
Methods
Measurement
Maintaenance
Modeling
卵の白身の部分が6C
Connection
Cloud
Cyber
Content/Context
Community
Customization
6M+6C=インダストリー4.0
6M+6Cが、インダストリー4.0ということです。
これらの組み合わせが、新しい価値を生み出せるようになるのでしょうね。
卵の白身の部分、サービスが重要になってきている、なっていく。
そういうとこはあるのでしょうね。それは、「最終製品」がそうなっているということから見るとわかりやすいですね。
取り入れたいと思ったこと
卵の白身の部分、6C。サービスの部分が大切。
これは、製造業でなくても同様だなと思いました。
ここをどうするか。考えたいところですね。
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『インダストリアル・ビッグデータ-第4次産業革命に向けた製造業の挑戦-』ジェイ・リー
インダストリー4.0。
そんなことが言われています。
しかし、よくわからないところもありますよね。
第4次産業革命などに興味がある方が読まれると、参考になると思います。
おすすめ度
★★★★☆
インダストー4.0などについて書かれています。
どのように考えて、実行していくと良いのか。
そんな考え方の枠組みを考えたい方は、読んでみてください。
おすすめしたい方
インダストリー4.0を考えたい方。
経営者。
『インダストリアル・ビッグデータ-第4次産業革命に向けた製造業の挑戦-』ジェイ・リー

インダストリアル・ビッグデータ-第4次産業革命に向けた製造業の挑戦-
- 作者: ジェイ・リー
- 出版社/メーカー: 日刊工業新聞社
- 発売日: 2016/03/26
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