『ヒットの設計図――ポケモンGOからトランプ現象まで』デレク・トンプソン
『ヒットの設計図』の目次
第1部 人気と心理(人はなじみのあるものを好む―モネ、アデル、ドナルド・トランプ
MAYAルール―複写機、テトリス、スポティファイ
ミュージック・オブ・サウンド―バラク・オバマ、ABBA、デール・カーネギー
物語の力―スター・ウォーズ、アルマゲドン、ズートピア
ヒットの暗い一面―ドラキュラ、サッチャー、女性差別
ファッションの誕生―テイラー・スウィフト、録音笑い、インスタグラム)
第2部 人気と市場(ロックンロールと偶然性―モナ・リザ、カオス、ロック史上最大のヒット
バイラル神話―フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ、病原菌、ポケモンGO
「シェア」の心理学―コミュニティ、カルト、マッチングアプリ
予言の経済学―iPhone、火星の人、ウォーキング・デッド
メディアの100年史―アルゴリズム、釣りタイトル、フェイスブック
ヒットの未来―キッドA、ディズニー、バズフィード)
ヒットを生み出すには?
ヒットを生み出したい、と思ったとして、どうするとヒット商品などを生み出すことができるのか?
本書は、そのテーマについて書かれています。
ヒットを生み出したい方が読まれると、参考になると思います。
『ヒットの設計図』ここに注目・言葉・名言
「顧客にとってなじみのあるものを売る時には、そこに驚きを加えること。顧客を驚かせるようなものを売る時には、なじみが感じられるようにすること。」(p.92)
なじみと驚き
人は新しいことに関心を持ちますが、一方で否定的にもなる。
だから、新しいことには、何かしらなじめる感じがあると良い。
一方で、昔からあるようなもの、もしくは良くあるようなものは、関心をひけないので、何か新しいことを加えること。
なじみと新しさ。なじみと驚き。
この2つが、良い意味での、人の関心をひくには必要ということですね。
論より韻
「「言葉の歌化錯覚」に近い現象として、「韻を踏むともっともらしく聞こえる効果」というものがある。繰り返しによって言葉が歌のように聞こえるのと同じように、音楽のような言葉は合理性があるように思えてしまう。」
(p.121)
繰り返しや韻によって、合理的に思える
実際に合理的かどうかは別として、繰り返したり、韻を踏んだりすると、合理的に思えるということです。
同じ意味でも、韻が踏まれていると、内容が正しいと感じられやすいらしいです。
例えば、
賢明な人、愚かな人、楽しい人、つまらない人、人それぞれ。
といった言い方をすると、単に、「人それぞれ」と言うよりも、
受け入れられやすいということなどもあるかもしれません。
また、ちょっと違う話かもしれませんが、具体的な例を一つではなく複数伝えると、その話は「正しい」ように聞こえる、というのにも似ているかなと。
取り入れたいと思ったこと
上の2つ以外にも、どうすると受け入れられやすいかといったことが、本書では書かれています。
まずは、上の2つを考えて、そこから、さらに、本書の方法を使っていきたいですね。
あわせて読みたい
『一流ビジネスマンは誰でも知っている ヒットの原理』高杉 康成
ヒットを生み出すには?『ヒットの原理 一流ビジネスマンは誰でも知っている 』高杉 康成 - ビジネス書の書評ブログ:ビジネス書をビジネスのチカラに
こちらの『ヒットの原理』は、ヒットの原理について書かれています。
ヒットの原理がわかったら、そのあとは、どうやって必要なことを見つけるかですよね。
その方法も書かれていますので、ヒット商品を作りたい方が読まれると、参考になると思います。
こちらもあわせて、読んでみてください。
『ヒットの設計図――ポケモンGOからトランプ現象まで』デレク・トンプソン
- 作者: デレクトンプソン,柴那典,高橋由紀子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2018/10/04
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ヒットを生み出すために、どうするか?
ヒット商品には、何が必要か。
そんなことが書かれています。
ヒットを生み出したい方が読まれると、参考になることが見つかると思います。
おすすめ度
★★★★☆
ヒットの設計図ということで、ヒットを生み出すための方策などが書かれて
います。
ヒット商品などを考えたい方が読まれると、参考になりますね。
おすすめしたい方
ヒットを作りたい方。
マーケティング担当者。
『ヒットの設計図――ポケモンGOからトランプ現象まで』
今日の読書「ビジネス書をチカラに!」
ヒットには、なじみと驚きがあると良い
なじみと驚きがありますか?