『「おそ松さん」の企画術 ヒットの秘密を解き明かす』布川 郁司
本の目次
1 なぜ「おそ松さん」は、社会現象となったのか?
2 「匂い」こそが、良い企画の条件である
3 理論武装よりも、「熱」を大切にする
4 「赤字覚悟」も、ときには必要だ
5 逆境のときほど、「新しい売り方」を考える
6 日本から企画で海を超える方法
企画やヒットを生み出すヒント
『おそ松さん』を生んだ、スタジオぴえろ創業者の布川郁司氏が、企画術などについて書かれています。
企画の作成やヒットを生みだすヒントが書かれていました。
ヒットにつながるアイデア
「ヒットにつながるアイデアは、頭で考えたものというより、日々の仕事の中にある「違和感」が原点になっていることが多いように感じます。
作品を世に出した後に気がつく、「これはいつもと何か違うぞ」という違和感。
そこから仮説を導き出し、次の作品で検証してみる。」(p.025)
違和感から仮説を導き出し、検証する
現実を見ていて、もしかすると、こういうことなのでは?ということから仮説を考えて、検証する。
こういうことがヒットにつながるということですね。
たしかにそうなのでしょうね。
現実からヒントを見つけるという感じなのでしょう。だから、現実をよく観察するというのは必要ですよね。
外しを入れる
「先ほど企画の良し悪しは、チームづくりで決まると説明しました。
しかし、ラブコメだからといって、かわいいテイストの作品が得意な人ばかり集めても、意外性がありません。企画段階での完成イメージを超えることがなく、作品として「跳ねない」のです。
だから、ちょっとした「外し」をチームづくりに入れていく必要があります。」
(p.055)
意外性を入れるために
同じようなメンバーだと、意外性が出ない。
そうなると、驚きがなくなって、予定調和になってしまうのでしょう。
作品として、面白みがなくなってしまうところがあるのでしょうね。
そうなると、予想通りで終わってしまう。
だから、ちょっとした外しを入れる。異質なメンバーを加えるということです。
こうすることで、意外性が出てくるということです。
同じようなメンバーだとたしかに面白みがないですよね。
異質なメンバーを入れて、協調性を維持できる程度の意外性を組み込めると良いのでしょうね。
取り入れたいと思ったこと
上の二つの話から思うのは、いつもと違うことを見つけるということでしょう。
新しさというのは、そういうところにあるのでしょうし、新しいものはヒットする可能性がありますよね。
そういう意味で、いつもと違う、異質なことを探すというのは、大切だと思います。
探したいですね。
あわせて読みたい
『「ない仕事」の作り方』みうらじゅん
こちらは、今までに「ない仕事」をどうやって作るかということを、みうらじゅんさんが書かれています。
こちらも企画のヒントになりますね。
企画は、ある意味「ない仕事」を作るということでしょうから。
こちらも合わせて読んでみてください。
『「おそ松さん」の企画術 ヒットの秘密を解き明かす』布川 郁司
おそ松さん。ヒットしているようですね。
そのおそ松さんを企画した、スタジオぴえろ創業者の布川郁司氏が、企画術などについて書かれています。
どうやって考えているかといったことがわかります。
企画やヒットの参考にしたい方は読んでみてください。
おすすめ度
★★★★☆
スタジオぴえろ創業者の布川郁司氏が、企画術などについて書かれています。
こう考えているんだなというのがわかります。
ヒットや企画を生み出したい方が読まれると参考になると思います。
おすすめしたい方
企画やヒットのヒントを知りたい方。
ビジネスパーソン。
『「おそ松さん」の企画術 ヒットの秘密を解き明かす』布川 郁司
今日の「ビジネス書をチカラに!」
違和感から仮説を導き出し、検証する
いつもと違うことを感じていますか?