『「学力」の経済学』中室 牧子
学力をあげるには?
子どもの学力をあげるには、どうしたら良いのか。
意外と、わかっていないことではないでしょうか。
本書では、データをもとに、学力をあげる方法などについて書かれています。
▼ ここに注目 ▼
「学力テストの結果がよくなったのは、インプットにご褒美を与えられた子どもたちだったのです。
とくに、数あるインプットの中でも、本を読むことにご褒美を与えられた子どもたちの学力の上昇は顕著でした。」(p.35)
本を読んだらご褒美を
ここからわかるのは、ご褒美は悪くはないということです。
そして、本を読んだらご褒美を与えると、学力が大きく伸びやすいということです。
インプットに力を入れるとよい時期なのでしょうね。
テレビやゲームをやめさせても学習時間はほとんど増えない
「私たちの分析によると、テレビやゲームが子どもの肥満や問題行動、学習時間に与える影響は小さいことがわかりました。」(p.56)
テレビゲームは、そこまで影響はない
テレビゲームのやり過ぎは問題でしょうけれども、そこまで悪影響は大きくないようです。
やめさせても、学習時間はあまり増えないということです。
他のことに時間を使ってしまうのでしょう。
▼取り入れたいと思ったこと
幼児教育への財政支出は、割のよい投資だそうです。
個人でも良いのでしょうね。
リターンが見込めるということです。
社会、個人でも投資したいものですね。
「学力」の経済学
子どもの学力をどうするとあげられるのか。
データをもとにその方法について書かれています。
一般的に言われていることとは、ちょっと違った結論が出てきたりするので、興味深いです。
子どもの学力を向上させたい方が読まれると、参考になると思います。
▼ あわせて読みたい ▼
『東大教授が教える独学勉強法』柳川範之
▼ おすすめ度 ▼
★★★★☆
▼ おすすめしたい方 ▼
子どもの学力を向上させたい方。
ビジネスパーソン。
★『「学力」の経済学』中室 牧子
★【今日の「ビジネス書をチカラに!」】
ご褒美は悪くはない
⇒ 何にご褒美をあげていますか?