『データ分析の教科書』髙橋 威知郎
データ分析
データの分析。
データが大切と言われたりしますが、それはデータ自体というよりも、データの分析が大切という意味でしょう。本書では、データの分析について取り上げています。
▼ ここに注目 ▼
「大切なのは、データ分析の結果に基づいて、どんなアクションにつなげるのかという点であり、アクションを実施して、売上や利益アップなど目に見える成果につなげていくことが、データ分析の真の目的です。」(p.23)
データ分析の目的は、成果につなげること
データ分析の目的は、行動につなげて、成果を上げることだそうです。
たしかに、ただ分析するだけでは意味がないでしょう。
行動につなげて、成果を上げるためのデータ分析。
これが目的ということです。
データ分析5つのステップ
1 準備する
2 集める
3 分析する
4 表現する
5 伝える
伝えるまでがデータ分析
データ分析というと、データ分析のための準備をして、データを集めて、分析する。
おそらく、ここまでが一般的なデータ分析のイメージではないでしょうか。
しかし、本書では、成果を上げるためのデータ分析ということで、分析したことを表現し伝えるまでが、は書かれています。
自分以外の人にもわかるように伝える。
ここまでを扱っています。
ビジネスであれば、分析して終わりということはないでしょう。
その分析をどうビジネスに活かせるか。そしてどうやって成果に繋げられるかまでが必要となってくるでしょう。
データ分析というと、分析についてだけを書かれている本が多いですよね。「分析」だけではないところが、本書はとくに参考になります。
▼取り入れたいと思ったこと
もちろん、分析についても書かれています。
データ分析の基本は、「比較」ということで、あるデータがあったなら、比較できるようなデータも集めると良いということです。
比較すると理解しやすいですし、伝わりやすいからということです。
データ分析の教科書
データ分析の教科書ということで、データ分析に必要なことを基本から書かれています。
これからデータ分析を学びたいという方が読まれると参考になると思います。読んでみてください。
▼ あわせて読みたい ▼
『データの見えざる手』矢野和男
データの見えざる手 ウエアラブルセンサが明かす人間・組織・社会の法則
- 作者: 矢野和男
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2014/09/24
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (1件) を見る
『シグナル&ノイズ 天才データアナリストの「予測学」』
ネイト・シルバー(著)
▼ おすすめ度 ▼
★★★★☆(★4.3)
▼ おすすめしたい方 ▼
データ分析を知りたい方。
ビジネスパーソン。
★『データ分析の教科書』髙橋 威知郎
★今日の「本をチカラに!」
データ分析の目的は、成果につなげること
⇒ データ分析を、行動や成果につなげていますか?
関連記事
次の記事