『会社が生まれ変わる「全体最適」マネジメント』石原正博
本の目次
第1章 「全体最適化」―あなたの会社は必要か
第2章 9割の企業が間違っていた経営改革の進め方
第3章 全体最適化は生産性を向上させる(5つの事例)
第4章 企業は「伝わるビジョン」によって生まれ変わる
第5章 6か月で変化が起きる全体最適の技術
第6章 ビジョンの実現に向けて
会社のマネジメント
企業のマネジメントで、部分最適は良くない。
こういうことはよく言われますね。
では、全体最適ができるマネジメントはどうなのか?
本書では、そんな全体最適ができるマネジメントについて書かれています。
ここに注目・言葉・名言
「経営方針や戦略、経営計画などこれから企業が向かうべき方向性に関するものを「ビジョン」とします。そして、日常業務の流れや、システム、各種会議、業務上のルールその他を「仕組み」にまとめます。最後に「ビジョン」と「仕組み」をつなげて成果に変えていく社員を「人」とします。非常にざっくりとした分類になりますが、企業経営が成り立っている条件として、この「ビジョン」・「仕組み」「人」がつながっているということが言えるのです。
そして、この3つのつながり具合をよりしっかりと強固なものにすればするほど生産性が高まっていくのです。」(p.133)
全体最適化は、ビジョン・人・仕組みをつなぐということ
ビジョン、人、仕組みをつなげる。
これが、全体最適化ということです。
方向性に合ったように、人を動かして、仕組みをつくる。
こういうことだということですね。
では、どうやって?ということを知りたい方は、本書を読んでみてください。
部下との信頼関係の作り方
「実は非常に簡単なことなのですが、自分の意見を理解してもらう技術とは、この解釈の確認のやりとりは説明者から意図的に仕掛けるということを実践すればよいのです。
具体的には、一通り説明した後に「今の説明をどのように受け取りましたか」と誰かを指名して答えさせるのです(質問の仕方によっては「解釈しましたか」「感じましたか」なども有効です)。」(p.204)
どう受け取ったかを確認する
信頼関係を作るには、いろいろ方法があります。
ただ、仕事上の信頼関係ということだと、理解を共有できていることが大切になります。
その方法として、どう受け取ったかを質問して、確認するということです。
こうすることで、共通理解を得られるということですね。
そういった対話の積み重ねが、信頼関係につながっていくということです。
取り入れたいと思ったこと
計画を作るその方法や考え方が書かれています。
実行者自らが作ることが大切ということです。
当事者が考えることが、やはり実行するときに変わってきますよね。
誰かに作ってもらったものは、やろうとあまり思えないでしょうから。
あわせて読みたい
『神話のマネジメント』神田 昌典
会社のマネジメントについて、こちらも書かれています。
マネジメントについて考えたい方は、合わせて読んでみると、考えれると思います。
『会社が生まれ変わる「全体最適」マネジメント』石原正博
会社のマネジメント。
全体最適が大切と言います。では、どうやって全体最適化を行うのか。
本書では、その考え方や方法が紹介されています。
全体最適は、必要だと思っても、どうやって行うと良いのかわかりにくいですよね。
ということで、全体最適化をしたい方は読んでみてください。
おすすめ度
★★★★☆(★4.3)
会社の全体最適マネジメントについて書かれています。
全体最適の方法などが書かれているので、全体最適化をしたい方に参考になると思います。
おすすめしたい方
全体最適マネジメント。
経営者。
『会社が生まれ変わる「全体最適」マネジメント』石原正博
今日の「ビジネス書をチカラに!」
全体最適化は、ビジョン・人・仕組みをつなぐということ
ビジョン・人・仕組みをつなげていますか?