『その文章、キケンです! ―部下の文章力を劇的に上げる79のポイント』
小田順子
文章でミスをする
文章でミスや失敗につながってしまう。
そういうことはあるでしょう。
ウェブでも、「炎上」などと言って、マイナスなイメージになってしまうこともあります。
本書では、そうならないための文章力を改善するための方法について書かれています。
▼ ここに注目 ▼
「「わかりやすい」と感じることと、「理解している」こととは、必ずしも
一致しません。」(p.91)
「わかりやすい」と「わかる」は違う
わかりやすいと感じたからといって、文章の内容を理解しているとは限らないということです。
平易な言葉で書かれていて、わかりやすいと感じたとしても、文章の内容を把握できているかと言われると、そうでもないことがある。
こういうことですね。
では、どうすると良いか、というと
客観的基準に則って、理解できる文章を書く
「「日本語能力試験」が参考になります。「日本語能力試験」は、日本語を母語としない人の日本語能力を測定し、認定する試験ですが、日本人の文章読解力を測るモノサシにもなります。」(p.100)
客観的基準に合わせて文章を書く
日本語能力試験の基準に合わせて、文章を書く。
こうすると、理解してもらいやすいということです。
こういう基準があると良いですよね。
他の文章術の本などでは、基準に合わせて書くことが理解につながるということは言われていないと思います。
これなら、実行しやすいですし、どうしたら良いのかもわかりやすいです。
▼取り入れたいと思ったこと
上の他にも、文章の基準について参考になることが書かれていました。
取り入れたいと思います。
やはり、こういった基準があると自分にとっても、相手にとってもわかりやすいですね。
その文章、キケンです! ―部下の文章力を劇的に上げる79のポイント
文章力を改善したい。
そのための客観的な視点が欲しい人が読むと参考になると思います。
その他、文章による失敗やミスを避けるための考え方などもわかります。
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★★★★☆
▼ おすすめしたい方 ▼
文章力を改善したい方。
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