『世界のトップを10秒で納得させる資料の法則』三木雄信
本の目次
業務処理報告書―群管理でボトルネックを見つけ出す
売上報告書―「上から目線」で経営の実態をあらわにする
要因分析レポート―積み上げ面グラフで川下から改善要求しよう
プロジェクトマネジメント型会議議事録―A4判1枚にひと目でわかる「構造」を作る
プロジェクトマネジメントシート―工程を担当者単位でシンプルに管理する
パレート図―数個の要因を取り除けば8割の問題が解決する
回帰分析―経営者マインド(数字勘)を養う回帰分析
プロセス分析シート―プロセスを定義し、各プロセスの歩留まり率に着目
プレゼンテーション―数字の裏づけがある「ワンメッセージ・ワンイメージ」
企画書―A4判1枚に結論から書き、数字の表現にこだわる
特別付録―資料作成のツボ
資料の法則
資料をどうやって作るか?
プレゼンなどで気になるところですよね。伝わりやすさが変わってきますから。
本書では、トップを納得させる資料の作り方について書かれています。
問題解決につながる資料
「必要なのは仮説にもとづいた問題解決につながる資料である。毎月営業マンが走り回っているのになぜ売上が伸びないのかという疑問が生まれたら、「おそらく一時的な売上を追いかけているのだろう」という仮説を立てよう。」
(p.69)
問題解決につながる資料を作る
問題解決につながる資料を作る。
単なる報告などではないなら、何かしら問題を解決するような資料を作る。
目標を達成するようために必要なことなどを伝える資料を作る。
これができれば、会社に貢献できますし、従業員に関係している問題ならば、問題を解決できれば、従業員にとっても良いですよね。
そして、そういう資料なら、トップも見てくれるでしょうし、社内の誰かが目をとめてくれることでしょう。
このために、問題解決の解決案の根拠となるようなことを探すために、まずは仮説を立てて、その根拠を探そうとするということですね。
仕事の担当者は一人に絞り、明記する
「担当者がはっきりしていないプロジェクトはうまくいかない。責任者が曖昧なままでプロジェクトがスムーズに進行するわけがない。何か問題やトラブルが起きたときに、責任者不在のプロジェクトは収拾がつかなくなる。
プロジェクトは、メンバーの一人ひとりがやるべきことをやって初めて成立する。」(p.123)
担当者を複数にすると、実行が曖昧になる
プロジェクトマネジメントシートという資料も紹介されています。
そこで、タスクには、担当者を一人に絞って書くことというのが言われていて、たしかにそうですよね。
担当者を複数にすると、誰がやるかというのがわかりにくくなって、結局、実行しないということになることがあるでしょう。
大勢いると、誰も動かないということが起こる。
「船頭多くして船山に登る」
というか、どこにも行き着かないということになってしまいます。
だから、仕事の担当は、一つに一人というのが原則ということです。
取り入れたいと思ったこと
継続的な売上を作るために、どうするか。
こういう考え方で、売上の資料などを作ると良いということでした。
継続性(そしてそのための成長)というのは、大切でしょう。
こういう観点から、資料も作成すると良いということです。考えて作成したいですね。
あわせて読みたい
『伝わるデザインの基本 よい資料を作るためのレイアウトのルール』
高橋 佑磨,片山 なつ
こちらの本は、資料のデザイン、レイアウトについて書かれています。
どう表現するかということですね。
レイアウトなどを知りたい方が読まれると良いですね。
『世界のトップを10秒で納得させる資料の法則』三木雄信
『世界のトップを10秒で納得させる資料の法則』ということで、
プレゼンなどの資料に何を書くと良いか、といったことが、本書では書かれて
います。
トップが納得するような資料に、何を書いたら良いのか。
このあたりを知りたい方が読まれると良いですね。
おすすめ度
★★★★☆
トップが納得するような資料を作ることができたら、たいていの仕事は動き始めるでしょう。
本書では、そんな資料の作成方法などについて書かれています。
プレゼン資料などの作り方を知りたい方が読まれると参考になると思います。
おすすめしたい方
トップが納得する資料を作成したい方。
ビジネスパーソン。
『世界のトップを10秒で納得させる資料の法則』三木雄信
今日の読書「ビジネス書をチカラに!」
問題解決につながる資料を作る
問題解決につながる資料を作っていますか?