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『競争の科学――賢く戦い、結果を出す』


⇒『競争の科学――賢く戦い、結果を出す』
  ポー・ブロンソン,アシュリー・メリーマン

競争の科学??賢く戦い、結果を出す

競争の科学??賢く戦い、結果を出す

  • 作者: ポー・ブロンソン,アシュリー・メリーマン,児島修
  • 出版社/メーカー: 実務教育出版
  • 発売日: 2014/09/20
  • メディア: 単行本
 

競争

競争が好きか嫌いかに関わらず、ビジネスは結果として競争にはなってしまいますよね。

お客さまが選ぶということがありますから。

本書では、ビジネスに限らず、競争ということについて書かれています。


▼ ここに注目 ▼

「競争はパフォーマンスを向上させる
 研究結果は、古代ギリシャ人が原則として正しかったことを示している。
つまり、競争はほとんどの場合、私たちに良い効果をもたらす。人間には、ここ一番という局面で力を発揮する能力が備わっているのだ」(p.33)


競争はパフォーマンスを向上させる

競争することで、パフォーマンスが向上する。

そういう能力が人間にはあるということです。

望まない競争に巻き込まれても、こういう傾向はあるということです。


アマチュアとプロの違い

「アマチュアとプロの真の違いは、不安をどう解釈するかだ。ラグビーの男子選手であれ、バレーボールの女子選手であれ、ピアニストであれ、アマチュアは不安を有害なものととらえ、プロは有益なものととらえる傾向がある。プロは、自分が不安を感じていると自覚している。だがそれでもまだ、「状況をコントロールできる」「良いパフォーマンスをする準備ができている」「目標を達成できる」と信じている。ストレスはあるが、それによって脅かされてはいない。心がこのような状態にあるとき、高レベルの覚醒は、最高のパフォーマンスの役に立つのである。」(p.230)


ちょうどいい緊張感

パフォーマンスを最高に発揮できるようにするには、適度な不安、緊張感が
あると良いということです。

自分が状況をコントロールできる、良いパフォーマンスができると感じられる
ようにする。

これができるのが、プロということです。


競争は、パフォーマンスを向上させるけれども

競争の中に入ると、パフォーマンスを向上させようとします。

しかし、過度に緊張してしまったり、不安になってしまったら、パフォーマンスは落ちます。

適度に緊張して、集中して、挑戦しようとしているときに、パフォーマンスが向上するということです。


▼取り入れたいと思ったこと

チームにおいては、役割によって力を引き出すというのが、パフォーマンスを高めるために良いということです。

平等であることではなく、その人の強みを活かしていく。

チームマネジメントには、こういうことがパフォーマンスの向上に役立つということです。


競争の科学――賢く戦い、結果を出す

競争の科学ということで、賢く戦って、結果を出すにはどうしたら良いか、ということが書かれています。

競争において、どのようにするとパフォーマンスを向上させて、力を発揮できるのか。

このようなことに興味がある方が読まれると、参考になると思います。

 

▼ あわせて読みたい ▼

『逆転の競争戦略[第4版]』山田英夫(著)

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『経済は「競争」では繁栄しない――信頼ホルモン「オキシトシン」が解き明かす愛と共感の神経経済学』ポール・J・ザック(著)

経済は「競争」では繁栄しない

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▼ おすすめ度 ▼

  ★★★★☆

 

▼ おすすめしたい方 ▼

  競争について考えたい方。
  ビジネスパーソン。


★『競争の科学――賢く戦い、結果を出す』
  ポー・ブロンソン,アシュリー・メリーマン

競争の科学??賢く戦い、結果を出す

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★【今日の「ビジネス書をチカラに!」】

   競争はパフォーマンスを向上させる

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