『管理ゼロで成果はあがる ~「見直す・なくす・やめる」で組織を変えよう』
倉貫義人
管理ゼロで成果はあがる ~「見直す・なくす・やめる」で組織を変えよう
- 作者: 倉貫義人
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2019/01/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
本の目次
はじめに
創造的な仕事は管理しないほうが生産的になる
自由に働く組織に変えるための3つのステップ
第1部 生産的に働く ~楽に成果をあげるために“見直す”
やり方を見直す ~「ふりかえり」で抜本的に生産性を改善する
第2部 自律的に働く ~人を支配しているものを“なくす”
管理をなくす ~セルフマネジメントで働くチームをつくる
第3部 独創的に働く ~常識や慣習に従うことを“やめる”
おわりに
管理ゼロ
組織やチームを管理しないで、成果を上げられるようにする。
本書では、そんな方法などについて書かれています。
生産的に働く→自律的に働く→独創的に働く
こんな3ステップで、管理を減らしていく方法がわかります。
『管理ゼロで成果はあがる』のここに注目・言葉・名言
会社が存在する目的とは?
「会社に期待されているものはなんでしょうか。私は、次の3つの価値を実現
することだと考えています。
1 経済的な価値を産むこと
2 より良い社会にするために貢献すること
3 その組織で働く人を幸福にすること」(p.253)
会社が存在する目的
会社の目的は何か。
ここを考えると、どのように組織を作っていくと良いかが、わかってきやすいですよね。
要は、人々を幸福することだと思いますが、それらをもう少し具体的に考えて、自社ではどうなのかを考えていくと、働き方などもわかってくると思います。
人が育つ環境を整える
「「教育する」のではなく「仕事の中で育つ」ために必要なのが、次の3つの
ことです。
・やってみせる
・やらせてみる
・フィードバックする」(p.190)
人が育つ環境
人を育てるというのは難しいですよね。
だから、人が育つ環境を作る。
としたら、上のような3つのことを考えてみると良いということですね。
その前提として、自分の目標やビジョンを考えるというのもありますね。
(本書でも書かれていました。)
まずは、やりたいことをはっきりさせて、その方向に進みやすくする。
それが、人が育つ環境なのではないでしょうか。
取り入れたいと思ったこと
基本的には、こんな感じなのだろうなというのが感想です。
ただ、管理をなくすというよりも、目的や目標達成に何があると良いかという考え方のほうが、わたしは良いかなと思っています。
良いものが自然に残っていく、自然淘汰のような仕組みがあったら、そちらのほうが良いかなと思っているので。
あわせて読みたい
『TRUST FACTOR トラスト・ファクター
~最強の組織をつくる新しいマネジメント』ポール J・ザック
TRUST FACTOR トラスト・ファクター~最強の組織をつくる新しいマネジメント
- 作者: ポール J・ザック Paul J. Zak,白川部君江
- 出版社/メーカー: キノブックス
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『TRUST FACTOR トラスト・ファクター』最強の組織をつくる新しいマネジメント - ビジネス書をビジネスのチカラに
こちらの『TRUST FACTOR』は、トラスト・ファクターということで、日本語に無理やりすると、信頼要素とかいう感じでしょうか。
信頼の要素によって、組織やチームの成果が変わって来るということがわかります。
脳科学などと合わせて書かれているので、そのあたりも考えたい方が読まれると参考になる一冊です。
『管理ゼロで成果はあがる ~「見直す・なくす・やめる」で組織を変えよう』
管理ゼロで成果はあがる ~「見直す・なくす・やめる」で組織を変えよう
- 作者: 倉貫義人
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2019/01/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
管理をしないで、成果があがるようにするにはということが書かれています。
管理を減らしたいという経営者やマネジャーの方が読まれると、参考にできることが見つかると思います。
自社にあったもの、必要なところから始めてみると良いのではないかなと思いました。
おすすめ度
★★★★☆
従業員が、自律的に動く、働く。
そんな組織の作り方などについて書かれています。
管理を減らしたい方が読まれると、参考になることが見つかると思います。
おすすめしたい方
人事担当者。
経営者。
『管理ゼロで成果はあがる ~「見直す・なくす・やめる」で組織を変えよう』
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