『0ベース思考---どんな難問もシンプルに解決できる』
スティーヴン・レヴィット,スティーヴン・ダブナー
問題解決の思考法
『ヤバイ経済学』のスティーヴン・レヴィット氏とスティーヴン・ダブナー氏が、今度は、問題解決の思考法について書かれています。
0ベースで考えて、問題を解決する思考法について書かれています。
▼ ここに注目 ▼
「ゼロベースで、問題を「正しくとらえ直す」」(p.74)
「どんな問題を解決しようとしているときでも、たまたま目についた気になる部分だけにとりくんでいないかどうか、気をつけよう。時間と資源を使い果たしてしまう前に、問題を正しくとらえること、いっそ「正しくとらえ直すこと」が何より肝心だ。」(p.74)
問題を適切にとらえる
本書を読んでいると、問題が何かを適切にとらえることができないと、問題解決に至るのがむずかしいということが、よくわかります。
逆に言うと、問題が何かを適切にとらえられると案外、簡単に問題を解決できてしまうこともあるということです。
とは言え、問題を適切にとらえることがむずかしい。
関係を枠組みで考えている
「親友とであれ顔の見えない官僚機構とであれ、相手とやりとりをするとき、そのやりとりは次のどれかの枠組みにあてはまる。」(p.166)
金銭的枠組み、敵対的枠組み、友好的枠組み、協調的枠組み、権威主義的枠組み。
枠組みを望むものに変える
「人間関係」も問題として多いことでしょう。
これをどうにか変えることで、問題を解決することができることがある。
敵の敵は友。
そんな風になることもあるでしょうし、敵であったが、金銭的には協力したほうが良いということもあるでしょう。
これを意識的に行う。
枠組みを望むものに変えられるようにすると、問題も解決しやすいということです。
▼取り入れたいと思ったこと
人を説得するときに、考えると良いこと。
これが、本書で紹介されています。
ゆめゆめ、相手を否定しないこと。これがポイントだということです。
否定されて、受け入れるという人は、そうはいないでしょうから。
0ベース思考---どんな難問もシンプルに解決できる
『ヤバイ経済学』のスティーヴン・レヴィット氏とスティーヴン・ダブナー氏が、問題解決の思考法について書かれています。
0ベース思考ということで、既存の考え方を脇に置いておいて、ゼロから問題を解決する思考法について書かれています。
問題解決のアプローチを知りたい方が読まれると、参考になると思います。
読んでみてください。
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- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2013/11/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
▼ おすすめ度 ▼
★★★★☆(★4.3)
▼ おすすめしたい方 ▼
問題解決の思考法を知りたい方。
ビジネスパーソン。
★『0ベース思考---どんな難問もシンプルに解決できる』
スティーヴン・レヴィット,スティーヴン・ダブナー
★【今日の「本をチカラに!」】
問題を適切にとらえる
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