『「読ませる」ための文章センスが身につく本』奥野 宣之
文章術
読んでもらわなければ、始まらない。
ということで、
読んでもらうための文章術について書かれています。
▼ ここに注目 ▼
「このように考えると、新聞やテレビにあふれる「感動エピソード」とか「イイ話」が、いまいちのれない理由も、明らかでしょう。
要は、「みなまで言うな」ということです。「感動」は、受け手の心に不意に去来するものであって、「どこにどう感動するか」まで説明されたら、台無しになってしまう。」(p.237)
感動は作るものなのか?
ここでこう感動させて、ここで涙を流させよう。
そんな風にして、文章を書く方法もあるのかもしれません。
しかし、仮にそうだとしても、ここはこう感動してくださいというように説明してしまったら、感動はできないでしょう。
感動は作ろうとするのではなくて、自然にするから価値があるのではないでしょうか。
「見たまま」「聞いたまま」が大事
「具体的に書くのは、難しいことではありません。上手く整理しようとするのではなく「見たまま」「聞いたまま」「感じたまま」を正確に書けばいいのです。」(p.180)
こねくり回さない
具体的に、見たまま、聞いたまま、感じたままを書く。
むずかしくする必要はないでしょうし、表現に凝る必要もないでしょう。
具体的に書く。それで伝わるのではないでしょうか。
▼取り入れたいと思ったこと
記号などはあまり使わないほうが良いと言われています。
ただ、読み手の理解を助けるものであれば、使ったほうが良いとのこと。
理解しやすくなるのであれば、使いたいですよね。
「読ませる」ための文章センスが身につく本
読んでもらわないと、文章は伝わることはありません。
伝わるための文章の前に、読んでもらう文章ということが必要でしょう。
本書では、読んでもらうための文章の書き方について書かれています。文章を改善したい方が読まれると、参考になると思います。
▼ あわせて読みたい ▼
『きちんと伝わる文章の書き方』堀内伸浩(著)
『伝わる文章が「速く」「思い通り」に書ける 87の法則』山口拓朗(著)
伝わる文章が「速く」「思い通り」に書ける 87の法則 (Asuka business & language book)
- 作者: 山口拓朗
- 出版社/メーカー: 明日香出版社
- 発売日: 2014/01/18
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▼ おすすめ度 ▼
★★★★☆
▼ おすすめしたい方 ▼
文章を改善したい方。
ビジネスパーソン。
★『「読ませる」ための文章センスが身につく本』奥野 宣之
★今日の「本をチカラに!」
感動は、自然に起こるもの
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