『統合広告論―実践秩序へのアプローチ』水野 由多加
広告論
広告が有効かどうかといった話も、今もあります。
本書では、有効な広告を行うための考え方などを知ることができます。
▼ ここに注目 ▼
「商品の買い手、広告の受け手側から「駆動」「起動」する、自発する思いへの重要性への着眼という点で本書の言う「『広告未然』あるいは『広告以前』の状態から広告が広告となる」ための契機を扱っている。」
(p.118)
広告が広告になるには
広告は、商品などを宣伝していれば広告という考え方もあるでしょう。
しかし、広告が受け手に伝わって、心や行動を促すようにならなければ意味がない、機能していないという考え方もあります。
広告以前、広告未然をどうするか。
本書では、こういったことが書かれています。
ターゲットの認識の変容
「ターゲットの現在の行動→ターゲットの持つ現在のパーセプション→ターゲットに持ってほしいパーセプション→期待する消費行動という順で、実際にマーケティングを達成していくのがコミュニケーション戦略の骨子である。」(p.260)
受け手にどう変わって欲しいか
受け手の現在の行動を変える。つまり、不買から購買に変える。
これが、広告の役割の一つでしょう。
そのために、受け手の認識を変える。
これが、コミュニケーション戦略の骨子ということです。広告の役割の中心は、ここになると思います。
そのために、どうしたら良いかを考えて実行するのが、広告を発信する際に必要なことでしょう。
▼取り入れたいと思ったこと
本書は、統合広告論ということで、広告を全体として考えるというアプローチをしています。
全体から考えて、アプローチする。
そうすると、部分も変わってきますね。
取り入れたいと思いました。
■統合広告論
広告を有効にするには、どうしたら良いかということについて本書では書かれています。
統合広告論ということで、全体から考えて、広告を書かれています。
広告の機能を有効にするには、どうしたら良いかを考えたい方が読まれると、参考になると思います。
▼ あわせて読みたい ▼
『ドン・シュルツの統合マーケティング―顧客への投資を企業価値の
創造につなげる』ドン・シュルツ (著), ハイジ・シュルツ (著)
- 作者: ドン・シュルツ,ハイジ・シュルツ,上木原弘修,州崎健,宮澤正憲
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2005/10/28
- メディア: 単行本
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▼ おすすめ度 ▼
★★★★☆
▼ おすすめしたい方 ▼
広告を効果的にしたい方。
経営者。
★『統合広告論―実践秩序へのアプローチ』水野 由多加
★今日の「本をチカラに!」
不買から購買に、変えるには?
⇒ 受け手にどう変わって欲しいか