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『知の英断』ジミー・カーター、リチャード・ブランソン他


『知の英断』ジミー・カーター、リチャード・ブランソン他

知の逆転 (NHK出版新書 395)

知の逆転 (NHK出版新書 395)

 

エルダーズ

 ジミー・カーター氏、リチャード・ブランソン氏、フェルナンド・カルドーゾ元ブラジル大統領などが集まった「エルダーズ」と言われる人たちへのインタービューをまとめられた本です。

目次

 第一章 戦争をしなかった唯一のアメリカ大統領―ジミー・カーター
 第二章 五〇年続いたハイパーインフレを、数か月で解消した大統領―
    フェルナンド・カルドーゾ
 第三章 「持続可能な開発」と「少女結婚の終焉」―
    グロ・ハーレム・ブルントラント
 第四章 「人権のチャンピオン」と「世界一の外交官」―
    メアリー・ロビンソン&マルッティ・アハティサーリ
 第五章 ビジネスの目的は、世の中に“違い"をもたらすこと―
    リチャード・ブランソン

 こういった5章になっていて、6人の方へのインタービューがまとめられて
 います。


▼ ここに注目 ▼

「――ネルソン・マンデラに深く影響を受けたとおっしゃていましたが、
  どのような影響を受けられたのでしょう。

  ブランソン 彼が刑務所から出た日から、長い付き合いをさせてもらっています。彼は、親友ツツ大主教と一緒に、世界中に「許し」の持つ大きなパワーを示しました。」(p.196)

ネルソン・マンデラ氏の許し

マンデラ氏は、長い期間刑務所に入れられていたにも関わらず、融和を説きました。

この行為は、「許し」を示しているということです。

そこからリチャード・ブランソン氏は、影響を受けたということです。

本書では、他にも「許し」について言われている方がいます。なかなかむずかしいことですが、これができると、未来に向けてエネルギーを持って臨めるでしょうから、変わっていくのだと思います。

過去を忘れて、友情と平等を

「カーター これを実現するための障害となっていることの一つに、人々の「プライド」というものがあります。政治家の中には、大昔に矛と盾を持って馬に乗っていた頃と同じように、単に英雄らしく見えるという理由で、戦争したがる人たちがいますね。」(p.51)

戦争をしないこと

元アメリカ大統領のジミー・カーター氏の言葉です。

在任中に戦争をしなかった大統領だそうです。

平和の向上と人権の工場を優先順位のトップに持ってくることが、戦争をしないことにつながるということです。


▼思ったこと

 より良い違いをもたらすこと。

 これが大切だと、リチャード・ブランソン氏が言われていました。

 本書に出てきた人たちは、そのようなことを目指して行動してきた
 方々です。

 そこから学んで自分はどうするのか。
 考えて、行動したいところですね。

知の英断

どのように考えて決めて動くか。

本書では、そのヒントや参考になることが、いろいろとわかります。

ネルソン・マンデラ氏、ジミー・カーター氏、フェルナンド・カルドーゾ氏などの考え方などを知ることができます。

どのように考えると良いかということなどを知りたい方が読まれると、参考になると思います。


 ▼ あわせて読みたい ▼

  『知の逆転』ジャレド・ダイアモンド(著)ノーム・チョムスキー(著)他

知の逆転 (NHK出版新書 395)

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 ▼ おすすめ度 ▼

   ★★★★☆


 ▼ おすすめしたい方 ▼

   より良い違いをもたらしたい方。
   ビジネスパーソン


 ★『知の英断』ジミー・カーター、リチャード・ブランソン他

知の逆転 (NHK出版新書 395)

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★【今日の「本をチカラに!」

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