『ザ・ゴール2 コミック版』
エリヤフ・ゴールドラット,岸良 裕司,青木 健生,蒼田 山
『ザ・ゴール』シリーズ 国内発行累計150万部突破! 待望のマンガ化第2弾! あらゆる問題解決に使える 最強の「思考プロセス」が身につく! 傘下の3社を売却せよ! 再び吾郎を難題が襲う! ジョナに授けられた「思考プロセス」でこの危機を乗り越えることはできるのか?
本の目次
プロローグ 緊急動議――傘下の3社を売却せよ!
第1章 思考プロセス――対立する雲を消せ
第2章 一筋の光明――Win-Winの解決策を探れ
第3章 犠牲(いけにえ)の3社――私の心は数字でしか動かない
第4章 根本(コア)の問題――「小さな変化」で明るい未来をつかめ
第5章 現在から未来へ――ネガティブ・ブランチを断ち切れ
第6章 最後の解決策――競合他社が真似できないことは何か
エピローグ 3つの目標――企業が繁栄し続けるために
解説・岸良裕司
ザ・ゴール2のマンガ版
『ザ・ゴール2』という思考プロセスについて書かれた本があります。
本書は、そのコミック版ということで、マンガで書かれています。
わかりやすいですね。ザ・ゴール2の思考プロセスを知りたい方は、こちらから読んだほうが理解しやすいですね。
やはり、マンガのほうがとっかかりとしては、良いと思います。
ここに注目・言葉・名言
「『思考プロセス』では、『問題』とはそれぞれに独立しているのではなく、『原因』が『結果』を生むという「因果関係」で結びついている。
ただ、『問題』だと考えられるもののほとんどは『現象』に過ぎない。
TOCでは、それらを『好ましくない現象』、『UDE』(Undesirable Effects)と呼んでいる」
問題のほとんどは現象
問題も、現象の一つですよね。
そして、問題は、原因があって結果として、現れています。
だから、望ましくない結果を起こしている原因を変えることができれば、問題は解消する。
こういうことを考えるための思考法が、『ザ・ゴール2』では書かれています。
本書は、それを、マンガで解説しているというものです。
移行ツリー
「移行ツリーは、『現在』から『未来』に向かって実行していく手順を考える
ためのツリーですよね?」
現在から未来に移行する
問題を解消できそうな方法が見つかったとして、そちらに行動していく際に、
どうやって移行できるのかを示す。
こうすることで、納得感もありますし、人を巻き込みやすいでしょう。
単にこうなります、と伝えるだけだと、どうも信じられないというのがあるかもしれません。それを見える化することで、そうなりそうということがわかるというのがあるのでしょうね。
ザ・ゴール2は、図解して、見える化するというのが、ポイントのように思います。思考は見える化すると、わかりやすくなるところがあります。
『ザ・ゴール2 コミック版』で、取り入れたいと思ったこと
対立の解消をするための、思考法というものも紹介されています。
立場が違うと、意見が違って、対立するということもあるでしょう。それを解消する方法を考える。こうできるといいですよね。
これは、取り入れたいですね。
同じ目標を共有することが、大切とはわかっていても、なかなかそうできるものではないかもしれません。
ザ・ゴール2で出てくる図などを使うと、目標を共有しやすくなって、協力しやすいと思いました。
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『プロフェッショナル シンキング』
宇田左近,平野敦士カール,菅野誠二,大前研一(監修)
- 作者: 宇田左近,平野敦士カール,菅野誠二,大前研一,ビジネス・ブレークスルー大学
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プロとしての思考法。こういうことも知っておくと、仕事のやり方などが変わってきますよね。
プロの思考法を知りたい方は、こちらも合わせて読んでみてください。
『ザ・ゴール2 コミック版』
『ザ・ゴール』シリーズは、なかなか理解しにくいところがあります。
これを、マンガとして読むことで、理解しやすくなるというのはありますね。
コミック版は、そういう意味で良いと思います。
『ザ・ゴール』を理解したいという方は、まずは、コミック版で理解してみると良いですね。
おすすめ度
★★★★☆
『ザ・ゴール2』のコミック版です。
マンガで描かれているのでわかりやすいです。
「思考プロセス」を理解したいという方が読まれると、参考になると思います。
おすすめしたい方
ザ・ゴール2をマンガで理解したい方。
ビジネスパーソン。
『ザ・ゴール2 コミック版 エリヤフ・ゴールドラット,岸良 裕司,青木 健生,蒼田 山
今日の「ビジネス書をチカラに!」
問題のほとんどは現象
原因を見つけて、問題を解決していますか?