『すごい差別化戦略 競合他社を圧倒する「違い」のつくり方』大﨑 孝徳
本の目次
プロローグ いま、求められる力
1 簡単にはたどり着けないことを覚悟し、楽しむことから始まる
Chapter1 あの会社の圧倒的な強さの謎
Chapter2 セオリーに反する一見、非常識な行動がすごい効果を生む
Chapter3 勝ち戦は続かない――差別化のジレンマ
Chapter4 「差別化」思考を強化する仕組みづくり
エピローグ 「考え抜く」しかない
差別化
差別化が大切とは、よく言われますね。
本書では、競合他社に勝っている企業は、どんな差別化を行っているのかということが書かれています。
差別化について知りたい方が読まれると良いですね。
ここに注目・言葉・名言
「「自社でできそうなことに全力を尽くす」のではなく、「競合他社との明確な違いをつくるために取り組まなければならないことを実行する」という視点での差別化戦略がコスト優位性に乏しい日本企業にとって極めて重要であると言えるでしょう。」(p.40)
コスト優位性がないなら
同じものなら安いものというようになってしまいますよね。
安くできるなら、それも競争力になると思います。しかし、日本国内だけで事業をするとなると、なかなか安くするのはむずかしい。
だとしたら、同じものではなく、違うもの、他とは違った役に立つもの・サービスを考える、作り出す。
こういうことが大切になるということです。
ハーゲンダッツ・モーメント
「時間も手間もかかるアイスクリームづくりにより、ハーゲンダッツという商品に、競合他社の商品に代替されることのない「絶対的な機能的価値」を与えています。」(p.47)
絶対的な価値
ハーゲンダッツには、「ハーゲンダッツ・モーメント」という至福の瞬間を生み出すという企業理念があるそうです。
代替されない、絶対的な価値。
そういうものが提供できるとしたら、それは、差別化ができているということになるのでしょう。
そして、ハーゲンダッツでは、ハーゲンダッツ・モーメントのために、妥協しないようにしているということです。
こういう努力が他社との違い、差別化につながるわけですね。
取り入れたいと思ったこと
模倣されにくいこと。
これを追求することの大切さも紹介されていました。
真似されてしまうと、同じようなものになってしまいます。
模倣されにくいことを追求する。これは、今後考えていきたいと思いました。
どうすると、違いを生み出せて、模倣されにくくなるのか。考えたいですね。
あわせて読みたい
『ブランド論---無形の差別化を作る20の基本原則』デービッド・アーカー
こちらは、ブランド論です。差別化につながる原則が書かれています。
差別化について考えたい方は、合わせて読んでみてください。
こちらも、参考になるはずです。
『すごい差別化戦略 競合他社を圧倒する「違い」のつくり方』大﨑 孝徳
いろいろな差別化の結果などについて紹介されています。
違いのつくり方までは、本書ではわからないかもしれません。
差別化にはどんなことがあるのか、というのが、事例とともにあるので、そこから、どうするかを考えてみると良いと思いました。
差別化を考えたい方は読んでみてください。
おすすめ度
★★★★☆
いろいろな企業の差別化についてまとめられています。
差別方の事例がわかりますね。
差別化の事例をいろいろ知りたい方が読まれると参考になると思います。
おすすめしたい方
差別化を考えたい方。
経営者。
『すごい差別化戦略 競合他社を圧倒する「違い」のつくり方』大﨑 孝徳
今日の「ビジネス書をチカラに!」
代替されない価値を作る
代替されない価値をどう作るか?