死なないノウハウということで、「働けなくなったら」「お金がなくなったら」「親の介護が必要になったら」などのノウハウが紹介されています。
まとめて知ることができるのが、便利な一冊だと思います。
『死なないノウハウ 独り身の「金欠」から「散骨」まで』雨宮 処凛
目次
まえがき
序章 私の経験
第一章 お金 ―社会福祉士・横山北斗さんに聞く
第二章 仕事 ―プレカリアートユニオン執行委員長・清水直子さんに聞く
第三章 親の介護 ―「みんなの介護」編集部/一般社団法人LMN・遠藤英樹さんに聞く
COLUMN 潜入!入居金6000万円の高級老人ホーム!!
第四章 健康 ―CSRプロジェクト・桜井なおみさんに聞く
第五章 トラブル ―相談室ぱどる・原昌平さんに聞く
第六章 死 ―一般社団法人LMN・遠藤英樹さん/相談室ぱどる・原昌平さんに聞く
あとがき
生活保護について相談できる各地の民間団体
『死なないノウハウ』のここに注目・言葉・名言
「まずは「家賃が払えない」。特にコロナ禍では私もこのような相談を多く受けた。
派遣の仕事を減らされて家賃を滞納している、大家さんからあと一週間で追い出すと言われている、あるいは、今は多少の貯金はあるが数ヶ月後には家賃を払えなくなるタイミングが来そう、などなど。
自分で払うのが当たり前と信じられている家賃だが、公的な制度などあるのだろうか? 「このような場合、家賃のサポートが受けられる『住居確保給付金』が使えます。原則3ヶ月、最大9ヶ月まで延長できます。対象となるのは、離職(仕事を辞めた)・廃業(自分で会社 などをやっていたけど辞めた)後、2年以内であること。もしくは個人の責任・都合によらず給与などの収入が少なくなった場合です。」(p.47)
住居確保給付金
家賃が払えない。
そういうときはあると思います。
そんなときには、住居確保給付金というものがあるそうです。
区役所などで相談すると良さそうです。
こういうものがあると知っていれば、ということはありますね。
遠方の親の介護など
「そのような場合、遠方にいる子どもが普段から備えておけることはあるのだろうか。
「まず、お子さんが遠方で親の変化に気づけないという場合、近所の方に声がけをして頂く環境作りが大きいと思います。帰省した時などに頼んでおいて、連絡先を交換しておく。また、地域には必ず民生委員がいます。民生委員は独居や夫婦の高齢世帯を把握しているので、定期的な声がけや訪問をお願いしておくのもいいと思います」
そうして様子がおかしいと思ったら、地域包括支援センターに連絡だ。
そこからまずは、介護認定してもらう。」(p.130)
民生委員などに様子を見てもらっておく
遠方の場合は、なかなか様子がわからないというのがありますよね。
このため、近所の人や民生委員などに様子を見てもらっておくと良いということです。
そこで様子がおかしかったら、介護認定をしてもらうとのこと。
こんなことをやっておくと、介護まで比較的スムーズに進められそうです。
取り入れたいと思ったこと
全体として、もしものときのためのことが書かれています。
健康や仕事、お金、死んだ後のことなど、生きているうちに考えておきたいこと、やっておきたいことかと思います。
私も、やったほうが良いと思ったことを、やっておこうと思いました。
あわせて読みたい
こちらの本は、タイパとはどういうことなのか。
タイパを求める人は、どのようなことを考えているのかなどが書かれています。
『死なないノウハウ 独り身の「金欠」から「散骨」まで』
おすすめ度
★★★★☆
「働けなくなったら」「お金がなくなったら」「親の介護が必要になったら」などのノウハウが紹介されています。
もしものときのための備えとして、知っておくと良いことが多いです。
おすすめしたい方
ビジネスパーソン。
もしもの準備をしたい方。
今日の読書「ビジネス書をチカラに!」
家賃が払えないときは、住居確保給付金
もしもの備えをしていますか?