『仕事のミスが絶対なくなる頭の使い方』宇都出雅巳
本の目次
はじめに
1章 メモリーミス
2章 アテンションミス
3章 コミュニケーションミス
4章 ジャッジメントミス
おわりに
仕事のミスを無くしたい
仕事でミスすると、リカバリーが大変だったりしますね。
小さいミスでも、やり直しなどは面倒だったりしますし、大きなミスだと、時間も労力もかかってしまいます。
本書では、そんな仕事のミスをなくせるような、頭の使い方などが書かれています。
ゼロになるということはないかもしれませんが、ミスを減らせると思います。
「忘れない」ではなく忘れる前提に立つ
「人の記憶はあなたが思っているほどたしかなものではありません。
仕事でメモリーミスを避けたいのであれば、脳の限界に対して精神論で逆らっても意味はありません。この歴然たる事実をまず直視することが前提になります。」(p.31)
「どうやって忘れないようになるか、ではなく、どうやったら忘れっぽい自分をカバーできるか。この発想の転換ができるかがカギです。」
忘れる前提で考えてみる
仕事のミスとして多いのが、仕事をやること自体を忘れてしまうということがあるそうです。
そこで、忘れないようにしようと思うわけですが、これがなかなかむずかしい。
人間、忘れてしまうものでしょう。
だから、忘れる前提で対策を考える。
忘れてしまっても、思い出せるようにしておく。こうすれば、仕事をやるのを忘れてしまうのを防ぐ方法ということです。
見直す癖をつける
「メモリーミスと同様、アテンションミスは、完全になくすことはできません。
われわれの脳の仕組み、注意の限界から、根絶することは人間である限り無理です。」(p.90)
「アテンションミスが起きることを前提に考え、そのミスが被害を出さないように食い止める「セーフティネット」をあらかじめ考えておくことが重要です。
そのセーフティネットの最たるものが、会社ではおなじみのチェック作業です。」
チェック作業をする
ちゃんとやったはずなのに、出来ていない。
こういうミスもありますよね。
文章などであれば、誤字脱字などが、最たるものでしょう。
そういうミスをなくす、減らすために、見直すようにする。チェックをする。
こうすることで、ミスを減らせるということです。
わたしも、このメルマガなどでも、誤字脱字がないように、一応、チェックはしています。
それでも、なくなるということはないですが、やらないよりは減っていると思います。
見直す、チェックする。ミスを減らすために、行いたいことですね。
取り入れたいと思ったこと
コミュニケーションミス、という伝達のミスについても書かれています。
言った・言わないから始まって、小さな誤解、大きな誤解などもありますよね。
これを防ぐには、具体的に指示するといったことが、ミスを減らせるということです。
仕事なら、期日や数字を伝えるといったことが、その方法とのこと。
このあたりは、しっかりやっておきたいですね。
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『9%のトップエリートがやっている最強の「判断力」』鳥原隆志
判断ミスという、ミスもありますよね。
こちらの本では、判断力をつけるための考え方などを知ることができます。
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『仕事のミスが絶対なくなる頭の使い方』宇都出雅巳
仕事のミス。
致命的なミスでなければ良いとは思うのですが、小さいミスが重なって、大きなミスになるというのはありますよね。
そう考えると、ミスを少なくするというのは大切でしょう。
本書では、脳や認知から考えて、仕事のミスを減らすにはどうすると良いか、ということが書かれています。
仕事のミスを減らしたい方は読んでみてください。
おすすめ度
★★★★☆
ミスをしてしまうのは、人間だから仕方がないのかもしれません。
本書は、脳などから考えて、ミスを減らすための方法について書かれています。
ミスを無くしたい、減らしたい方が読まれると、参考になると思います。
おすすめしたい方
仕事のミスを減らしたい方。
ビジネスパーソン。
『仕事のミスが絶対なくなる頭の使い方』宇都出雅巳
今日の「ビジネス書をチカラに!」
忘れる前提で考えてみる
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