アドラー心理学。
『嫌われる勇気』の続編ということで、『幸せになる勇気』として、アドラー心理学について書かれています。
幸せが、今回はテーマですね。アドラーは、幸せがテーマなので、『嫌われる勇気』でも幸せについては書かれていましたが、今回は、さらにそのあたりについても詳しく書かれています
『幸せになる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教えII』岸見 一郎,古賀 史健
◆ミリオンセラー『嫌われる勇気』待望の続編! ◆
3年ぶりに哲人を訪ねた青年が語る衝撃の告白。
それは「アドラーを捨てるべきか否か」という苦悩だった。
アドラー心理学は机上の空論だとする彼に「貴方はアドラーを誤解している」と哲人は答える。
アドラーの言う、誰もが幸せに生きるためにすべき「人生最大の選択」とは何か?
貴方の人生を一変させる哲学問答、再び!
ここに注目・言葉・名言
「相手の尊厳を守りつつ、関心を寄せていく。その具体的な第一歩がどこにあるか、おわかりになりますか?
青年 なんです?
哲人 これはきわめて論理的な帰結です。「他者の関心事」に関心を寄せるのです。」(p.51)
尊敬の第一歩は、他者の関心事に関心を寄せること
相手を尊敬していない人には、対等に話そうとは思わないでしょう。
だから、他者に関心を向けるというのは大切ですね。
そして、それは、他者が何に関心を向けているのか、他者の関心事に関心を寄せることから始まるということです。
自己承認
「哲人 ほめられることでしか幸せを実感できない人は、人生の最後の瞬間まで「もっとほめられること」を求めます。その人は「依存」の地位に置かれたまま、永遠に求め続ける生を、永遠に満たされることのない生を送ることになるのです。
青年 ではどうするのです!?
哲人 他者からの承認をを求めるのではなく、自らの意思で、自らを承認するしかないでしょう。」(p.152)
他者承認と自己承認
人間には、承認の欲求があるといいます。それは、他者からの承認ということだと思います。しかし、ほめられるということで他者からの承認を求めていると、「依存」してしまうことになる。
自分で自分の価値を認める、自己承認。これができると「自立」に至る。こういうことですね。
思ったこと
『幸せになる勇気』では、自立や幸せ、愛といったことが書かれています。
そして、勇気ということも書かれています。ただ、勇気とは何かは、いまいちよくわかりません。
勇気とは、信じることということになるかもしれません。
うまくいくかわからないけれど、信じる。うまくいくとわかっていれば、わざわざ信じると考えるまでもなく、信じているでしょう。勇気も必要ない。信じることと勇気はつながっていそうですね。
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『嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え』岸見一郎,古賀史健
『嫌われる勇気―自己啓発の源流「アドラー」の教え』岸見一郎,古賀史健 - ビジネス書をビジネスのチカラに
■嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え アドラー氏の哲学、考え方などについて、わかりやすく書かれています。 アドラー氏の哲学、考え方などを知りたい方が読まれると、参考になると思います。 読んでみてください。 そして、自分なりに考えてみると、今までとは違ったことが見えてくると思います。
『嫌われる勇気―自己啓発の源流「アドラー」の教え』岸見一郎,古賀史健 - ビジネス書をビジネスのチカラに
『幸せになる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教えII』
幸せになるには、どうすると良いのか?幸せとは何か?
わかっていないと、なかなか幸せになることはむずかしいでしょう。『幸せになる勇気』では、アドラーの考える、幸せ、そして、愛や自立といったことについて書かれています。
幸せや人間関係について考えたい方が読まれると、参考になると思います。
おすすめ度
★★★★☆(★4.3)
幸せになるには、どうすると良いのか?幸せとは何か?
アドラー心理学の考える幸せについて書かれています。
幸せについて考えたい方は読んでみてください。
おすすめしたい方
幸せになりたい方。
ビジネスパーソン。
『幸せになる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教えII』岸見 一郎,古賀 史健
★今日の「ビジネス書をチカラに!」
尊敬の第一歩は、他者の関心事に関心を寄せること
⇒ 他者に関心を寄せていますか?