『性格はどのようにして決まるのか: 遺伝子、環境、エピジェネティックス』
土屋廣幸
性格
人間は、一人ひとり、性格が異なります。
そんな性格がどのようにして決まるのか。
本書では、子どもの性格がどのように決まるのかといったことから、性格を決めるものはどういうものなのかということが書かれています。
▼ ここに注目 ▼
「・402組の双生児についての研究では、性格のおよそ50%は遺伝的に決まる
と考えられた。
・性格の残り50%は環境によって決まる。」(p.11)
性格の50%は遺伝的に決まる。残りは環境によって決まる
双子の研究で、性格の約50%は遺伝的に決まり、残りは環境で決まるということがわかったということです。
双子は、遺伝子は同じです。
それでも、まったく同じ性格になるとは限りません。似ているということが多いようです。
残りは環境が変わることで、変わっていくということだそうです。
性格は変わるのか?
「年齢とともに性格が変化するかどうか調べる研究では、子ども時代はある
程度変わるが、年齢とともに変わりにくくなることが知られている。」(p.32)
性格は年齢とともに変わりにくくなる
性格が遺伝子と環境で変わるということであれば、環境が変わらないと、なかなか変わらないということになるでしょう。
大人になっても変わるとしたら、環境が劇的に変わらないと、変わりにくい。
性格を変えたいなら、環境を変えてみるというのは、方法としてありそうです。
▼取り入れたいと思ったこと
性格を選ぶ。
そういうことは、なかなかむずかしいのかもしれません。50%は遺伝的に決まってしまうわけですから。
あとの50%をどうするか。
自分が望む性格を、まずは考えてみて、環境などを考えると良いのかもしれません。
性格はどのようにして決まるのか: 遺伝子、環境、エピジェネティックス
性格がどのようにして決まるか。
意外とわからないものではないでしょうか。
性格がどのように決まるのか、知りたい方が読まれると、参考になると思います。
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▼ おすすめ度 ▼
★★★★☆
▼ おすすめしたい方 ▼
性格について考えたい方。
自分について考えたい方。
★『性格はどのようにして決まるのか: 遺伝子、環境、エピジェネティックス』
土屋廣幸
★【今日の「ビジネス書をチカラに!」】
性格の50%は遺伝的に決まる。残りは環境によって決まる
⇒ 性格を決めるものは?