成長企業には、どんな法則があるのか?
本書では、世界トップ100社の共通点から、企業経営について書かれています。
『成長企業の法則——世界トップ100社に見る21世紀型経営のセオリー』名和 高司
成長企業の法則――世界トップ100社に見る21世紀型経営のセオリー
- 作者: 名和高司
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2016/03/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
ここに注目・言葉・名言
クォンタム・リープ
「そこそこの成長であれば、今の延長で何とか実現できると錯覚してしまいがちです。アベノミクスではありませんが、「異次元の成長」を目指したときに初めて、現状や常識を否定する覚悟がうまれてきます。
物理学の世界では「量子飛躍」(クォンタム・リープ)と呼ばれる現象があります。原子内に一つの電子がある量子状態から別の状態へ不連続的に変化するという現象です。非連続な成長を目標に掲げれば、この量子跳躍を引き起こさざるを得なくなるはずです。」(p.50)
量子跳躍を目指す
飛躍的に成長するためには、大きな跳躍が必要ということです。
このような跳躍をするために、本書では、LEAPというフレームワークを紹介しています。
成長企業の共通点から4つのポイントが紹介されています。
「LEAP」モデル
「一番上のLは「ビジネスモデル」についての要件を示しています。
二つめが、左下のEです。ここは、ビジネスモデルの裏側にある組織的な力「コア・コンピタンス」についての要件です。
三つめが、右下のAです。企業のコア・コンピタンス根っことなるのは組織固有の「企業DNA」です。
そして、最後の四つめが、三つの輪の中心にあたるPです。この部分は企業DNAのさらに奥で、哲学的で宗教的な要件になります。企業にも人間にも「何のために生きているのか?」という「志(=Aspiartion)」が必要です。それがないと、DNAもさまよってしまいます。志こそがDNAのアンカー(=拠りどころ)であり「その会社をその会社らしくしている一番根っこ」となる部分です。」(p.81)
成長企業には、LEAPモデルがある
成長企業には、これらのLEAPモデルがあるということです。
またそれぞれに2つずつの要件があって、それらが掛け算になっているということです。
これらの詳細を知りたい方は、本書を読まれると良いと思います。
取り入れたいと思ったこと
ビジネスの稼ぎ頭を「ずらし」ていく。
こういうこともできると、成長しやすいということです。
これは、考えたいですよね。いつまでも同じことを続けられると良いのですが、それだけだと、成長は止まってしまうでしょうから。
あわせて読みたい
『シンギュラリティ大学が教える飛躍する方法』
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『シンギュラリティ大学が教える飛躍する方法』【感想】 - ビジネス書をビジネスのチカラに
こちらは、シンギュラリティ大学で教えられている企業が飛躍する方法です。
合わせて読まれると、似ていることを言われているということがわかります。
成長企業から学ぶとしたら、こういうことなのでしょうね。
『成長企業の法則——世界トップ100社に見る21世紀型経営のセオリー』名和 高司
世界トップ100社から、成長企業の法則を紹介しています。
成長企業の共通点などがわかります。
飛躍的な成長には何が必要なのか。
この辺りに興味がある方が読まれると参考になります。
おすすめ度
★★★★☆
成長企業の法則ということで、成長企業から共通点を紹介しています。
経営者の方が読まれると、成長に必要なことのヒントが得られるでしょう。
企業を成長させたい方が読まれると、参考になると思います。
おすすめしたい方
成長企業に必要なことを知りたい方。
経営者。
『成長企業の法則——世界トップ100社に見る21世紀型経営のセオリー』名和 高司
成長企業の法則――世界トップ100社に見る21世紀型経営のセオリー
- 作者: 名和高司
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2016/03/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
今日の「ビジネス書をチカラに!」
量子跳躍を目指す
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