経営者の思考法
松下政経塾2期生、元ソフトバンク社長室長の嶋聡氏の著書です。
松下幸之助氏と孫正義氏の思考法について書かれています。
両者の思考法が書かれているのですが、結構似ているということがわかります。
『最強経営者の思考法』嶋聡
本の目次
第1章 松下幸之助と孫正義に見る6つの成功法則
第2章 最強経営者が実践した7つの成長戦略
第3章 最強経営者が備えている6つの条件
第4章 最強経営者になるための6つのリーダースキル
第5章 最強経営者ならではの8つの行動原理
ここに注目・言葉・名言
「松下幸之助、孫正義の歩んできた軌跡から「成功法則」をまとめると、以下の6つになる。
1未来を予測し、予言する
2大風呂敷なビジョンを提示する
3超長期を語り、人づくりをする
4最速で目標を達成する
5「思考の三原則」を身につける
6成功を信じ、やり抜く」(p.012)
6つの成功法則
未来を考えて、成功を信じて、実行していく。
これが松下幸之助氏と孫正義氏の成功法則ということです。
やはり、未来を作るということが、成功につながっているというのがわかりますね。
大きく成功したいなら、未来のビジョンを考えて、そこから逆算して、実行していくことが大切になる。そういうことがわかります。
思考の三原則
「1 目先にとらわれないで、できるだけ長い目で見ること。
2 物事の一面にとらわれないで、できるだけ多面的に、できれば全面的に見ること。
3 何事によらず枝葉末節にとらわれず、根本的に考えること。」(p.041)
長期、全面、根本的に考える
思考の三原則とは、長期、全面、根本的に考えるということです。
長く、広く、深く考える。
こういうことをすると大切なことが見えてくるというのがありますね。
とくに、長期で考えてみるというのは、未来を作るために大切だというのがわかります。
思考で変わってくる
やはり思考で変わってくるというのは大きいですよね。
行動も思考によって変わってきます。そして、行動で結果が変わっていく。
だから、思考をどう変えるかは、重要です。
そして、その原則は、上の3つということですね。
取り入れたいと思ったこと
時代を追うのではなく、仕掛けて待つ。
これが大切ということです。先回りですね。
簡単ではないですが、ここは心がけたいですよね。
時代は追いかけても追いつけないですし、向こうからやってきてもらえるようにしたいものです。
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『最高のリーダーは何もしない―――内向型人間が最強のチームをつくる!』
藤沢 久美
最高のリーダーは何もしない―――内向型人間が最強のチームをつくる!
- 作者: 藤沢久美
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- 発売日: 2016/02/05
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リーダーは何をするのか。成果を出しているリーダーは、あまり何かをしているようには見えない。そういったことから、本書のタイトル『最高のリーダーは何もしない』につながっています。 リーダーは何もしないけれど、メンバーがチームの目標を達成していく。そういうチームを作るには、どうしたら良いのか。 こういったことに興味がある方が読まれると、参考になると思います。ビジョンがチームを引っ張っていく、ますますこれからそういう時代になっていくのでしょうね。
『最高のリーダーは何もしない―内向型人間が最強のチームをつくる!』 - ビジネス書をビジネスのチカラに
ビジョンがあるリーダーのリーダーシップの発揮の仕方について書かれています。
リーダーシップについて考えたい方は、こちらも合わせて読んでみてください。
『最強経営者の思考法』嶋聡
松下幸之助氏と孫正義氏の思考法が紹介されています。
思考法が似ているというのは、少し意外でした。
この2人の考え方から学ぶと、仕事やビジネスのやり方が変わっていくだろうと思います。
2人の思考法から学びたい方は、読んでみてください。
おすすめ度
★★★★☆(★4.3)
松下幸之助氏と孫正義氏の思考法が紹介されています。
思考で、行動や結果が変わってきますね。
2人の思考法を学ぶことで、変わっていくでしょう。参考になると思います。
おすすめしたい方
松下幸之助氏と孫正義氏の思考法を知りたい方。
経営者。
『最強経営者の思考法』嶋聡
今日の「ビジネス書をチカラに!」
未来を考えて、成功を信じて、実行していく
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