『脳が認める勉強法』ベネディクト・キャリー
脳と勉強法
脳に合った勉強法を知っておくと、勉強が身につきやすいですよね。
脳が認める勉強法ということで、本書では、脳科学の知見などから、適切な勉強法について書かれています。
▼ ここに注目 ▼
「記憶には「保存」と「検索」の二つの力がある」(p.53)
「この理論の第一の原則は、「どんな記憶にも、保存と検索という二つの力がある」だ。」
記憶には「保存」と「検索」がある
記憶するというと、覚える=保存するということが、大きくありますよね。
ただ、脳に保存したものを、引き出す、見つけ出すための検索もある。
両方あると、記憶があるかどうかがわかる。
こういうことがありますね。
「邪魔」が記憶に影響する
「ツァイガルニク効果により、未完のエピソード、章、作業が脳内リストの上位に押しやられ、次はどうなるのかという気持ちにさせられる。それこそまさに、長期にわたって何かを成し遂げたいときの理想の状態だ。
つまり、長期にわたって創造性を積み重ねていく「抽出」という過程に真っ先に含まれるのは、学習の敵とみなされている「邪魔」なのだ。」
(p.210)
途中で終わると、気になる
人間というか、脳は、途中で終わると、続きが気になるというものがあります。
その性質を考えると、「邪魔」されて中断すると、脳が気になっている状態になって、記憶に留まりやすい。
終わったことは忘れてしまいますが、終わっていないことは、思い出しやすい。
こういうことを利用してみると、記憶や学習に役立つというのはありそうですね。
▼取り入れたいと思ったこと
反復学習も、いくつか組み合わせるなどすると、応用しやすくなる。
習得もしやすくなる。こういうことがあるということです。
いろいろと組み合わせて、学ぶと、本番などに強くなりやすいということなので、学びをいくつか組み合わせたいですね。
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脳が認める勉強法
脳に合った勉強法。脳が認める勉強法。
勉強をして、効率的に身につけたいなら、脳の性質に合った方法を考えたいですよね。
本書では、その方法について、さまざまな科学的知見から、脳が認めた勉強法を紹介しています。
自分の勉強法を改善したい方が読まれると、参考になると思います。
▼ おすすめ度 ▼
★★★★☆(★4.3)
▼ おすすめしたい方 ▼
勉強法を改善したい方。
ビジネスパーソン。
★『脳が認める勉強法』ベネディクト・キャリー
★【今日の「ビジネス書をチカラに!」】
「邪魔」が記憶に影響する
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