『なぜ「つい」やってしまうのか 衝動と自制の科学』デイビッド・ルイス
衝動と自制
衝動的に行動してしまう。
衝動買いは、まさにその典型でしょう。
そんな衝動行動について、なぜついやってしまうのか、ということについて本書では書かれています。
▼ ここに注目 ▼
「喜びや怒り、嫉妬や羨み、愛や欲望、同情や強欲、憎しみや復讐心に動機づけられているとき、われわれは常に衝動的に考え、話し、行動してしまう。軽はずみな物言いをし、判断を急ぎ、急な決断を下し、結論に飛びつき、盲信し、理性的な分析よりも直感をずっと重んじる。」(p.12)
感情に従うと、衝動的になりやすい
こういった感情に従ってしまうと、衝動的になりやすい。
こういうことですね。
感情に溺れているときには、衝動的になりやすいというのがあるというわけです。
リスク
「リスクがあるということでうまくいく人もいれば、それを避ける人もいる。本書の後で見るように、そのような違いは脳内のある種の化学物質、すなわちオキシトシン、セロトニン、テストステロンなどの濃度が原因である可能性が高い。」(p.138-139)
リスクと感情と衝動
リスクがあることで、不安を感じる。
不安を解消したくて、衝動的に行動してしまう。そういうことはあるでしょう。
こういった感情は、脳内の化学物質によって引き起こされている。
このあたりがわかってくると、衝動行動を理解しやすいですね。
▼取り入れたいと思ったこと
自制心についても書かれています。
自制心は、消耗しやすい。
だから、衝動的に行動しやすい。そして、うまくいきにくくなる。
自制心をうまく使えるようになりたいものですね。
なぜ「つい」やってしまうのか 衝動と自制の科学
衝動について書かれています。
自制についても書かれていますが、こちらはポイントが書かれているぐらいです。
衝動について知りたい方が読まれると、参考になると思います。
読んでみてください。
▼ あわせて読みたい ▼
『プロカウンセラーが教える「怒り」を整理する技術』
マーシャ・キャノン(著)
▼ おすすめ度 ▼
★★★★☆(★4.3)
▼ おすすめしたい方 ▼
衝動について知りたい方。
ビジネスパーソン。
★『なぜ「つい」やってしまうのか 衝動と自制の科学』デイビッド・ルイス
★【今日の「ビジネス書をチカラに!」】
感情に従うと、衝動的になりやすい
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