『「未来を読む」ビジネス戦略の教科書』西村 行功
未来を読んで、ビジネス戦略を
未来を考えて、ビジネス戦略を考える。
本書では、そのための基本的な考え方が書かれています。
▼ ここに注目 ▼
「ここで重要なのは、未来観の粒度を上げる――こと。
要するに、インターネットの時代が来るという未来をイメージしたら、今度はその未来観の「粒度」を上げることが重要なのです。
粒度とは、細かさという意味です。スマホなどのディスプレイの解像度と同じと考えてください。解像度を上げて見る必要があるということです。」
(p.59)
未来観の粒度を上げる
未来について、細かく見る。
インターネットの時代が来る。こう思った人は、たくさんいるでしょう。
さらに、そこから、インターネットの時代は、どういうことが起こっているのか、ということを、細かく考えてみる。
未来のイメージをはっきりさせる、こういうことが未来を読んでビジネス戦略を考えるには必要ということです。
具体性を持つ
「具体性を持つために、自分事として考えてみる――ぜひ、こうしたスタンスを意識してください。
「自分事」化して考えるための具体的なポイントは、単位を小さくして考えるクセをつけることです。」(p.237)
具体性を持たせるために、自分事として考える
未来のイメージがはっきりした。
そのあとは、具体的にどうするかという話です。具体的に考えるために、自分だったらどうするかを考える。
単位を小さくする、細かいところを考える。
こういうことがポイントになるということです。
▼取り入れたいと思ったこと
商品の差別化として、「AなのにB」というのは、ウリになるということが紹介されていました。
ミニバンなのに立体駐車場が利用できる。
このような特徴は、商品として、価値が高いということです。
▼ あわせて読みたい ▼
『戦略思考のフレームワーク―未来を洞察する「メタ思考」入門』
西村行功(著)
「未来を読む」ビジネス戦略の教科書
未来を読む。そして、そこからビジネス戦略を考える。
こういうことができれば、先んじて、ビジネスを作っていくことができます。
ビジネス戦略を考えたい方が読まれると、参考になると思います。
読んでみてください。
▼ おすすめ度 ▼
★★★★☆(★4.3)
▼ おすすめしたい方 ▼
ビジネス戦略を考えたい方。
経営者。
★『「未来を読む」ビジネス戦略の教科書』西村 行功
★【今日の「ビジネス書をチカラに!」】
未来観の粒度を上げる
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