『未来から選ばれる働き方』神田昌典、若山陽一
2024年までに「会社」は一度、死ぬ。働き方はどう変わるのか? 飛躍できる人、組織の条件とは? 「景気が低迷した20年、私たちが失ったのは経済成長だけではないことを、若山陽一氏から衝撃とともに教わった」と経営コンサルタント・神田昌典はいう。 現実を知り、未来に備える書を著すときに神田昌典が選んだ共著者・若山陽一は「正社員として雇った社員を派遣する」という信念のもと、日本のモノづくりを支えるUTグループの代表。 二人の対論から、新しい時代に飛躍するために持つべき「勇気」、身につけるべき「力」を導き出す意欲作。
本の目次
第1章 あなたの会社は進化するか、それとも絶滅か
第2章 目の前から、正社員が消えた十年
第3章 会社をなくしてわかった可能性と限界
第4章 才能が自然に磨かれていく「場」を創る
第5章 コネクティング・インテリジェンスの時代
第6章 対談 これから十年、飛躍するための条件
働き方を考える
自分の働き方、従業員の働き方を考えてみる。
それも、未来の変化を考えながら。
そうできると、今から準備もできるでしょうから良いですよね。
本書では、そんな未来から考えてみる働き方について書かれています。
ここに注目・言葉・名言
「【従来】社内の活動が価値を生み出す → 【今後】社外の活動も価値を
生み出す
【従来】社内リソースの活用が容易 → 【今後】社外リソースの活用も
容易
【従来】人間がすべてを判断する → 【今後】コンピュータも判断し
始める」(p.54)
これからの企業
これからは、社外の活動も価値になり、社外リソースの活用が容易になって、コンピュータも判断し始める。
そうなると、これからの企業は変わる。今までとは違ったことが必要になる。
同じようなやり方ではビジネスが成立しにくくなっていく。
そういう状況に未来はなっていく可能性があるということです。
これからの時代に求められる人材とは?
「それは、人間にしか生み出せない高度な価値を生み出せる人です。「人間にしかできないことは何か?」を考え、人間にしか生み出せない価値を実現し続ける。「社員である自分が稼ぐから、会社がある」と主体的に考えて、進んで行動する。社内外の多くの人を束ねて、リーダーシップを発揮しながら、失敗を恐れずに新たなことにチャレンジし、次々と新しい価値を生み出していく。そのような起業家的マインドを持ったプロデューサー的な人材が求められます。」(p.56)
人間にしか生み出せない高度な価値を生み出せる人
「人間にしか生み出せない高度な価値を生み出せる人」、こういう人がこれからの時代には求められるということです。
人工知能、AIがこのところ話題です。ある程度、簡単なことなら、AIが判断する。そういう時代が来るのでしょう。
そうなったときには、人間にしかできないことができる人が求められますよね。
AIができることは、AIに任せる。そういうふうになっていくでしょうから。
そうなると、未来から選ばれる働き方は、人間にしかできないことをできるということになる。
未来には、そんな人材が求められるようになるのではないでしょうか。
思ったこと
プラットフォーム型のビジネスが今後大切になるということも書かれていました。
そんな中で、プラットフォームに必要なキャリア・人材はどうなるのか。
こういうことも書かれています。
このあたりは、自分で考えるということもあるでしょうし、企業が考えられると良いのだろうと思いますが、今後は変わっていくのかもしれませんね。
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『未来から選ばれる働き方』神田昌典、若山陽一
未来には、どんな働き方が必要なのか。どんな人材が求められるのか。
こういったことがわかったら、今から準備出来ますよね。
本書では、そんな働き方が書かれています。
未来の働き方を考えたい方は読んでみてください。
おすすめ度
★★★★☆(★4.3)
未来から選ばれる働き方は、どんな働き方なのか。
未来の働き方。考えておくといいですよね。
これからの働き方や人材について知りたい方が読まれると、参考になると思います。
おすすめしたい方
人事担当者。
ビジネスパーソン、経営者。
今日の「ビジネス書をチカラに!」
人間にしか生み出せない高度な価値を生み出せる人が求められる
未来の働き方を考えてみる